散策スポット:横浜

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

花と器のハーモニー2017 その1 (H29.5.29)

外交官の家


外交官の家



外交官の家



外交官の家

現在でも開港当時の面影を残す横浜山手地区。港の見える丘公園からイタリア山庭園に続く閑静なエリアに保存されている山手西洋館は、大正末期から昭和初期にかけ建てられた外国人向け住宅を復元し、横浜市が管理し一般公開されています。

外国人住宅の特徴を残した優雅な建物の館内は、その時代の家具や調度類を復元展示し、当時の暮らしぶりを再現しています。また、その建物の一部は、展示会・コンサートホール・会議室などとして使用されています。



外交官の家



外交官の家


横浜山手西洋館では2001年から「花と器のハーモニー」が開催されており、今年で17回目を迎えます。

今年は「全国都市緑化よこはまフェア」が開催されており、そのフィナーレを飾るという趣旨から、今年は5月27日(土)〜6月4日(日)の間、開催されました。

例年よりも1週間程度早い開催です。


外交官の家



外交官の家



外交官の家



外交官の家

「花と器のハーモニー」は、フラワーアレンジとテーブルコーディネートにより西洋館を美しく装い、訪れる人に普段とは一味違った西洋館を愉しんでいただくことを目的でスタートしたとのことです。

開催に当たっては毎年テーマが設けられていますが、今年のテーマは「もてなしの華物語〜全7章〜」です。



外交官の家



外交官の家


総合プロデューサーの、花美術家・日向雄一郎さんからのメッセージです。

我が家にお客様をお迎えする。

それは日常の中に生まれる、特別な一日のはじまり。

花を飾り、食卓を整え、お客様に居心地の良い時間をお過ごしいただくために、七つの館がそれぞれに趣向を凝らし、空間を演出してまいります。


外交官の家



外交官の家



外交官の家



外交官の家

長い歳月と共に刻まれてきた西洋館には、そこに佇む静かな空気感と共に、これまでとても丁寧に育まれてきたモノやコトがありました。

その一つが花と人の出会いかもしれません。

花は人と出会うことで、野に咲く可憐な花の姿から表情を一変させ、新たな表情を見せる一瞬があります。

花が西洋館の空間と調和され、織りなすメロディーを奏でるとき、わたしたちは山手の丘の上に流れる美しい音色に耳を澄ませることができるのです。

全七章からなる華物語。心を込めて皆様をお迎えします。



外交官の家


外交官の家

外交官の家は、ヨーロピアンフラワーデザイン連盟の作品です。

テーマは「ダンスパーティー in 外交官の家」です。


外交官の家



外交官の家



外交官の家



外交官の家

作品の紹介

一つひとつの花姿がドレスをまとった女性を象っていることから、「ダンシングレディー」の異名をとるオンシジューム。美しい女性たちの舞台は、移築20周年となる重要文化財「外交官の家」。主賓は貴女。ヨーロピアンフラワーデザイン連盟〜神奈川講師一同〜が彩る、華やかな「ダンスパーティー」へご招待します。



外交官の家


ヨーロピアンフラワーデザイン連盟

ヨーロピアンフラワーデザイン連盟は、全国に「フラワースクール」を4530教室(2017年1月現在)展開しています。フラワーアレンジメントを通じて花を学び、生活に関わる文化・知識を深め、その交流を全国の数多くの人に広めることが私たちの役目であると考えています。


外交官の家



外交官の家



外交官の家



外交官の家

外交官の家は、ニューヨーク総領事やトルコ特命全権大使などをつとめた明治政府の外交官・内田定槌の邸宅として、明治43年(1910年)に東京渋谷の南平台に建てられました。


設計者はアメリカ人で立教学校の教師として来日、その後建築家として活躍したJ.M.ガーディナーです。

建物は木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、華やかな装飾が特徴のアメリカン・ヴィクトリアンの影響を色濃く残しています。


外交官の家



外交官の家



外交官の家

室内は1階に食堂や大小の客間など重厚な部屋が、2階には寝室や書斎など生活感あふれる部屋が並んでいます。

これらの部屋の家具や装飾にはアール・ヌーボー風の意匠とともに、アーツ・アンド・クラフツ(19世紀イギリスで展開された美術工芸の改革運動)のアメリカにおける影響も見られます。



外交官の家



外交官の家


平成9年(1997年)に横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。

そして同年、国の重要文化財に指定されました。

室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。

各展示室では、建物の特徴やガーディナーの作品、外交官の暮らし等についての資料を展示しています。また、付属棟には、喫茶室が設けられています。


外交官の家


ブラフ18番館


ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館

ブラフ18番館

ブラフ18番館は、ヨーロピアンフラワーデザイン連盟のレン・オークメイドの作品です。

テーマは「MINT MINT MINT HOUSE」です。


作品の紹介

BALANCE FLOWER SHOP フローリスト西澤力の生花とTUR AUS HOLZ アーティスト内藤正雄のアンティークによるコラボレーション空間を演出。ブラフ18番館のミントグリーンを生かし、歴史の建物にあうアンティーク食器を配置いたします。


ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館

西澤 力

オランダ、フランス、台湾 国内外のインスタレーション、でもストレーション

横浜を拠点にアーティスト、デザイナーとの交流をし、空間演出なども手掛ける。

贈り手の想いを大切の考える街のお花屋さん。



ブラフ18番館



ブラフ18番館


ブラフ18番館は、関東震災後の大正末期に山手町45番地に建てられたオーストラリアの貿易商バウデン氏の住宅です

戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年(1991年)まで使用されてきました。

建物は木造2階建てで、1、2階とも中廊下型の平面構成で、白い壁にフランス瓦の屋根、
煙突は4つの暖炉を1つにまとめた合理的な造りとなっています。

その他、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、洋風住宅の意匠を備えています。


ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館

平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、山手イタリア庭園内に移築復元し、平成5年(1993年)から一般公開しています。

館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。さらに、平成27年(2015年)には2階の展示室を寝室にリニューアルしています。

また、本館につながる付属棟は、貸し出しスペースとしてギャラリー・展示会などに利用されています。


アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分

外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分


入館料

花と器のハーモニーは全館無料です。


ブラフ18番館



ブラフ18番館



ブラフ18番館

関連するホームページ

 横浜山手西洋館



 花と器のハーモニーその2へ


 花と器のハーモニーその3へ



       風来坊


目次  TOP HOME