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山手111番館
山手111番館は、アーティスト:吉本雄一の作品です。 テーマは「写真家のPrivate Gallely Party」です。
作品の紹介 装飾テーマのもと吉本雄一を代表に、横浜を拠点に活動するフラワーアーティスト深井清美、人間と自然を愛する写真家Zohre Mihaら3名のクリエイターが山手111番館を彩ります。 気のおけない仲間たちが集まるような、ゆったり寛ぎのパーティーに皆様をご招待いたします。
吉本雄一 基本と理論に基づきながらも、独創的で革新的な世界観に挑み続けている吉本雄一。 本展においては横浜山手西洋館の歴史と伝統ある空間と花々に向かい合い、ダイナミックかつ繊細に、会場に新たな世界と価値を生み出します。
山手111番館は、横浜市イギリス館の南側にあるスパニッシュスタイルの洋館です。 ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、港の見える丘公園のローズガーデンを見下ろす建物は、大正15年(1926年)年にアメリカ人ラフィン氏の住宅として建設されました。 設計者は、ベーリック・ホールと同じく、J.H.モーガンです。
玄関前の3連アーチがべーリック・ホールと同じ意匠ですが、山手111番館は天井がなくパーゴラになっているため、異なる印象を与えます。 大正9年(1920年)に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるものです。
赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。 創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。
横浜市は、平成8年(1996年)に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事をおこない平成11年(1999年)から一般公開しています。 館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。 ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶室として利用されています。
横浜イギリス館
横浜市イギリス館は、いけばな作家:伊藤庭花の作品です。 テーマは「オシャレな女子会」です。
作品の紹介 ヨーロッパ旅行から帰った女性たちが旅の楽しい思い出を語るために集まる女子会。 旅先で買い求めたヴェネチアグラスなどに花を生け、おもてなしの花とします。
伊藤庭花 小原流研究院元講師。いけばな小原流エブリデースクール主宰。 1996年〜2010年 I空間展を15回にわたり開催。 2001年ロンドン、2003年ニューヨークで展覧会開催。 2006年、2009年 越後妻有アートトリエンナーレ出品
横浜市イギリス館は、昭和12年(1937年)に上海の大英工部総署の設計によって、英国総領事公邸として、現在地に建てられました。 鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模をもち、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けられていました。
おや! ネコが
主屋の1階の南側には西からサンポーチ、客間、食堂が並び、広々としたテラスから芝生の庭につながっています。 2階には寝室や化粧室が配置され、広い窓から庭や港の眺望が楽しめます。地下にはワインセラーもあり、東側につく付属屋は使用人の住居として使用されていました。 玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージY世の時代)や、正面脇の銅板(British Consular Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。
昭和44年(1969年)に横浜市が取得し、1階ホールはコンサートに、2階集会室は会議等に利用されています。 また、平成14年(2002年)にリニューアルを行い、資料展示室が設けられ、復元された寝室とともに一般公開しています。 平成2年に横浜市指定文化財に指定されました。
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分 入館料 花と器のハーモニーは全館無料です。
関連するホームページ 横浜山手西洋館 花と器のハーモニーその1へ 花と器のハーモニーその2へ 風来坊