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八景島のあじさい
6月3日(土)〜6月25日(日)の期間、「第17回八景島あじさい祭り」が開催されています。 八景島には神奈川県内最大級の2万株のあじさいが植えられております。 八景島は海に囲まれており、海とあじさいのコントラストを楽しむことができます。
八景島のある横浜市金沢区は横浜市の一番南にあり、東は東京湾に面し、南は横須賀市、逗子市、鎌倉市、西は栄区、北は磯子区に接しています。 関東の南寄りにあたるため降雪が少なく、秋季の強い西風もやや緩和され、冬季は黒潮の影響を受けて気温が緩み、市の中心に比べて夏涼しく、冬暖かな気候に恵まれた区域を有しています。 また、横浜唯一の自然海岸である野島公園や、海の公園、八景島、金沢自然公園など、海・山両方の豊かな自然に恵まれています。
この金沢地区では、昭和46年から横浜市の都市計画の一環として「金沢地先埋め立て事業」が行われました。 この金沢地先埋立地に、市内に散在していた多くの中小工場・企業を集約して、大規模な臨海産業地区が形成されており、工場製品の出荷額は、横浜市の中でも上位を占めています。 漁業については、区内の漁業経営体数は年々減少してきていますが、それでも横浜市の56.7%を占めて市内の漁業の中心地区となっています。
「金沢地先埋め立て事業」では、同時に市民のために自然としての海岸を保全するという目的で、人工浜(海の公園)と人工島(八景島)が計画されました。 まず昭和63年(1988年)に海の公園としての海水浴場がオープンし、続いて平成元年(1989年)には沿岸を結ぶ交通システムとしてシーサイドラインが開通しました。 そして平成5年(1993年)には八景島(シーパラダイス)がオープンしました。
このシーサイドラインは、JR根岸線新杉田駅と京浜急行金沢八景駅の約10kmの区間を無人運転されている、「新交通システム」です。 このような無人で運行されている新しい交通システムとしては、神戸ポートピアに行く時に利用されている「ポートラーなー」や、東京のお台場へのアクセスとして利用されている「ユリカモメ」などがあります。 このエリアはもともと横浜市の公共事業の一環として生まれた人工浜と人工島であり、両者をワンセットとして、市民のための「公園」としての位置づけで整備が進められてきました。
しかし最終的には人工浜を「海の公園」として市が運営し、人工島は民間会社の「八景島パラダイス」が運営することになりました。 八景島パラダイスではアクアミュージアム、ドルフィンファンタジー、プレジャーランド、ベイマーケット、レストランプラザなどの施設において各種イベントが開催されています。
また、八景島パラダイスでは公園の散策路に沿って約2万株のあじさいが植えられています。 八景島では公園内を散策しながら、あじさいを楽しむことができます。 広大なエリアの散策路に沿ってあじさいが植えられているため、狭いエリアに集中的に植えられているあじさい園とは少し趣が異なります。
ピンクのアナベル
八景島のあじさいは、散策しながら眺めると素敵なあじさいですが、写真にすると少し迫力に欠けるといった感じです。
また、あじさい祭りの期間中には、あじさい園路スタンプラリー、あじさい茶会、あじさい写真展、あじさい草木染教室、フラワーアレンジメント教室、あじさいの増やし方教室、あじさいガイドツアー、あじさい剪定ボランティア、押し花展などのあじさいにちなんだイベントが行われています。
カシワバアジサイ
ハーモニー
ピンクのカシワバアジサイ
アクセス シーサイドライン八景島駅から徒歩5分 駐車場 八景島島内には駐車場はありません。 周辺に準備されている駐車場(1日1000円)を利用することになります。
入園料(あじさい園路) 無料 関連するホームページ 八景島シーパラダイス 風来坊