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羽村の桜とチューリップ (H31.4.9)


JR青梅線羽村駅西口から前方に300mほど進むと「羽村観光案内所」で、ここからさらに200mほど坂道を下ると左手が「禅林寺」です。
「禅林寺」は大菩薩峠の作者、中里介山の菩提寺です。

「禅林寺」で左折し、200mほど進むと「羽村堰入口」の交差点で、左右に走っているのが奥多摩街道です。
奥多摩街道を横切ったところの橋の下を流れているのが玉川上水で、橋を渡って右手に300mほど進んだところが「羽村取水堰」です。







「羽村取水堰」は、多摩川の水をせき止め玉川上水に取り入れるための堰です。羽村取水堰は、その美しさから「羽衣の堰」とも呼ばれていました。
玉川上水は承応2年(1653年)、江戸の人口増加に伴う水不足解消のため、江戸幕府が松平伊豆守信綱を総奉行として造られた用水です。
玉川上水は、羽村から新宿区の四谷大木戸まで約43kmあります。

玉川庄右衛門・清右衛門兄弟は、測量技術の未発達な時代に、約43kmの水路をわずか8ヶ月余りで完成させました。その功により「玉川」の姓が許され、武士と同身分の扱いになりました。
羽村取水堰に玉川兄弟の銅像が建立されています。










羽村では「はむら花と水のまつり2019」が開催されていました。
前期のさくらまつりが3月28日〜4月14日、後期のチューリップまつりが4月6日〜4月25日です。

玉川上水土手、羽村取水堰周辺に約200本の桜が咲いており、桜まつり会場となっています。4月9日に訪ねたところ、丁度見頃でした。
「チューリップまつり」の会場は、羽村取水堰から500mほど上流にあります。
チューリップまつりが始まってすぐの段階でしたが、見頃を迎えつつありました。











多摩川土手の桜


今回はチューリップを見た後、玉川上水を下流に向かって進み、宮本橋を右折して「田村酒造」の前を通過して、多摩川土手に出ました。
多摩川土手を下流に500mほど進むと福生多摩川堤防の桜並木です。
永田橋から睦橋までの多摩川沿い約2.5kmにわたって、約500本の桜が植えられており、福生市一番の桜の名所です。

















睦橋の近くに「石川酒造」があります。睦橋から東方向に約20分で、拝島駅です。

           風来坊


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