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ガーナのクリスマス
山手68番館は、「ガーナ共和国のクリスマス」です。 ガーナでは広くキリスト教が信仰されており、12月はクリスマスの催事や装飾で街中がとても賑やかになります。 教会や学校では賛美歌が英語やチュイ語で歌われ、家庭では芋をついたナフに山羊肉を使ったスープなどがふるまわれます。
装飾は、Aha3de(アハエデ)です。 「ガーナの懐かしいアンティーク玩具や西アフリカならではの仮面や太鼓、色鮮やかな布や織物の飾りで演出し、写真を展示します。
山手68番館は、昭和9年に建てられた平屋建てで、下見板張りと開放ベランダをもつバンガロースタイルの外国人向け賃貸住宅の一つです。 現在は、日本で最初にテニスコートが設けられた場所である山手公園内のテニスコートのクラブハウス、管理事務所として再生・利用されています。
山手68番館は、10年前から「世界のクリスマス」に参加しています。 山手68番館は、クラブハウスの一室のみを使った飾り付けです。規模は大きくありませんが、なかなか素敵な雰囲気で楽しませてくれます。
山手68番館
ルーマニアのクリスマス
外交官の家は、「ルーマニアクリスマス」です。 ルーマニアのクリスマスは25日から3日間祝います。クリスマス前夜(24日)から子供達が親戚や近所の家を回って訪ねてキャロルを歌います。 世界のキャロルも歌われていますが、ルーマニア独特のキャロルは皆の心を動かせます。 多くのルーマニア人は家族でクリスマスを過ごし、クリスマスツリーとクリスマスの伝統料理が欠かせないものです。特に、くるみとココアで作るフィリング入りの伝統的な甘パン「コゾナック」の香りは各家に漂っています。
装飾は、ガブリエラ・マンドレアです。 ルーマニアのクリスマスツリーには電飾やキラキラの装飾の他キャンディーも付けます。 またルーマニアの民族衣装、工芸品などを展示してクリスマスの雰囲気を通してルーマニアの文化を見せます。 また横浜とコンスタンツァの姉妹都市提携40周年を記念して資料・チラシ・ポスターのコーナーも作ります。
外交官の家は、明治43年、明治政府の外交官・内田定槌の私邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京渋谷の南平台に建てられたものです。 木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、アメリカンビクトリア様式で建てられています。 平成9年(1997年)に、横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。 そして同年、国の重要文化財に指定されました。
室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。 寝室から続く八角形のサンルームは、陽子夫人がプライベートルームとして使っていました。 陽の光がふんだんに射し込むガラス張りのサンルームは西洋館に共通の特徴的な部屋といえます。 屋外に出る扉もなく、室内というよりも屋外として捉えられていたようです。
イタリア山庭園キャンドルガーデン 山手イタリア山庭園では、キャンドルガーデンが、12月23日(土)に開催されます。並木、水路等にデザインされた2000本のキャンドルで、庭園が優しい揺らめきの灯に包まれます。 日没から19時30分までです。
外交官の家
ドイツのクリスマス
ブラフ18番館は、「ドイツ連邦共和国のクリスマス」です。 ドイツの冬はとても寒く、暗い日々です。 そんな冬を明るく希望に満ちたものにしてくれるのがクリスマス。アドベントからクリスマスまでの約4週間、各地にクリスマスマーケットが立ち並び、人々は集い、グリューワインで冷えた身体を温め、買い物をし、クリスマスの訪れを待ち望みます。 そして、イヴは家族や親戚が集い、食卓を囲みディナーの後は、家族で健康や幸せを願いながら、プレゼント交換を楽しみます。
装飾はひがしきよみです。 寒く、暗いドイツの冬。だからこそクリスマスは華やかに。 アドベントクランツに火を灯し、アドベントカレンダーを毎日わくわくしながら開けて、クリスマスまでの約4週間を楽しみに待ちながら過ごします。 そんなドイツの家庭のクリスマスを、ドイツを代表する食器を使ってコーディネート。イヴの食卓はエレガントに、そしてティータイムはプリティーに。
ブラフ18番館は、大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。 戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてきました。 建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴がみられます。
平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、現在地に移築復元しました。 館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。 平成5年から一般公開されています。
アクセス 山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分 外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分 入館料 世界のクリスマスは全館無料です。 関連するホームページ 横浜山手西洋館
世界のクリスマスその1(山手111番館、横浜市イギリス館)へ 世界のクリスマスその2(エリスマン邸、山手234番館)へ 風来坊