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横浜山手西洋館世界のクリスマス2017 その1 (H29.12.10&12.20)

山手111番館


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

クリスマス!

日本では家族と過ごすクリスマスというよりも、カップルで過ごす年末の一大イベントというイメージが浸透しているようですが、じつはこれは日本だけなのです。

そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りのことです。

キリスト教徒の多いヨーロッパでは、昔から宗教行事としてクリスマスを祝ってきています。



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス


クリスマスイブからクリスマス当日にかけてお祝いする国が多いようです。

ミサでお祈りをしたり、家族とクリスマスディナーを囲んで過ごしたり・・・・・このような素朴なクリスマスが一般的なようです。

聖なる夜はファミリーで静かに祝うというのが欧米のクリスマスで、日本のお正月の雰囲気といえるかもしれません。


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

こうした世界のクリスマスの様子を楽しむことができるのが、毎年横浜山手西洋館で開催されている「世界のクリスマス」です。

山手本通り沿いの3つの公園には、7つの洋館が保存公開されています。 港の見える丘公園には横浜市イギリス館・山手111番館が、元町公園にはベーリック・ホールとエリスマン邸と山手234番館が、山手イタリア山庭園には外交官の家・ブラフ18番館があります。

各館では見学の他、季節に合わせたイベントを開催しています。



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス


「世界のクリスマス」はこうしたイベントの一つで、横浜市緑の協会が各西洋館のテーマ国を決めて、それを元に各西洋館がそれぞれ国の特徴的なクリスマス装飾と文化の紹介を行うイベントです。

今年は横浜山手西洋館7館と山手68番館の8館で行われました。

「世界のクリスマス」は今年が18回目の開催です。


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

今年の「世界のクリスマス2017」は、12月1日(金)〜12月25日(月)の間、開催されます。

開館時間は9時30分〜17時です。

ただし、土曜日と祝日は18時まで開館時間が延長されますので、光の灯った飾り付けを楽しむことができます。



フランスのクリスマス


また、関連イベントとして、11月24日(金)〜12月31日(土)の間は、日没から23時まで山手西洋館のイルミネーションが行われます。

さらに、12月23日(土・祝)は、日没から19時30分の間、山手イタリア山庭園でキャンドルガーデンのイベントが開催されます。


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

山手111番館は、「フランス共和国のクリスマス」です。

フランス北西部のノルマンディー地方。沿岸の温暖な気候の港町。オンフルールの港からは海の恵み牡蠣が揚がり、台地には林檎が実ります。

家族の集まる食卓では果実酒シードルやカルヴァドでトリップを煮込んだ郷土料理「ドリップ・ア・ラ・モード・カン」、デザートには林檎のお菓子「クルスタッド・オ・ポム」など温かなママンの手料理でクリスマスの夜も華やぎます。



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス


装飾は森田朋子です。

「幾重にも重なる花とキャンドルのほのかな灯りで織りなす館へようこそ・・・・まるで絵画のように美しいフランス中世のタピスリ「貴婦人と一角獣」へのオマージュを込めて・・・・」


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

山手西洋館111番館に牡蠣で作られたリースが飾られていました。

1970年代フランスの牡蠣はウイルスにより全滅する被害に遭いました。このウイルスに耐性のあるのが日本のマガキで現在のフランスの牡蠣生産量の99%が日本の牡蠣とのことです。日本への御礼を込めて作成したリースとのことです。

東日本大震災の時には、フランスから牡蠣のお礼をかねて、お見舞い金が送られてきたそうです。



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス


山手111番館は、大正15年(1926年)アメリカ人 J.. ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。

ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、ローズガーデンを見下ろす建物は、ベーリック・ホールを設計したJ.H.モーガン氏です。


フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス



フランスのクリスマス

大正9年(1920年)に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるものです。

赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。

創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。



山手111番館


横浜市は、平成8年(1996年)に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事をおこない平成11年(1999年)から一般公開しています。

館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。

ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶スペースとして利用されています。


山手111番館


横浜イギリス館


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス

横浜市イギリス館は、「イギリスのクリスマス」です。

イギリスのクリスマスの歴史はヴィクトリア女王の夫君アルバート公の祖国ドイツの習慣から伝えられました。

クリスマスディナーは、チャールズ2世の王妃キャサリンがポルトガルより持参のお茶から発展しました。

クリスマスには、優雅な雰囲気の香り高いお茶でおもてなしします。



イギリスのクリスマス


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


装飾は山根ユミです。

「イギリスの伝統的なクリスマスは、モーニングからベッドティーまでお茶を楽しみました。友人と優雅に・・・・・家族とくつろぎに。

今回のナーサリーティータイム(子ども達のお茶)は必見です。

各シーンごとにお茶があります。さあ、見つけてみませんか。」


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス

横浜市イギリス館は、昭和12年に英国総領事公邸として現在地に建てられました。

鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模は、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けされていました。



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版(ジョージY世の時代)や、正面脇の銅板(British  Consular  Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。

昭和44年(1969年)に横浜市が取得し、1階ホールはコンサートに、2階集会室は会議等に利用されています。


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス

平成2年に横浜市指定文化財に指定されました。

平成14年にリニューアルを行い資料展示室等が設けられ、一般見学できるようになりました。

建物の周りにはローズガーデンも整備され、バラの季節には特に美しい景観が楽しめます。



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分
外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分

入館料

世界のクリスマスは全館無料です。

関連するホームページ

 横浜山手西洋館



イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


イギリスのクリスマス



イギリスのクリスマス


世界のクリスマスその2(エリスマン邸、山手234番館、べーリック・ホール)へ



世界のクリスマスその3(山手68番館、外交官の家、ブラフ18番館)へ


        風来坊



横浜イギリス館


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