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長谷寺の紫陽花 その1 (令和3年.6.15)


長谷寺は正式な名称を「海光山慈照院長谷寺」と号しています。
天平8年(736年)開創という鎌倉でも有数の古刹です。
開山は徳道上人、開基は藤原鎌足の孫にあたる藤原房前です。
本尊である十一面観音菩薩は、養老5年(721年)に徳道上人の本願によって、一本の楠の霊木から刻出された2体の観音像のうちの一つといわれています。
残る一体は大和の長谷寺の本尊です。
古来より板東三十三観音の第4番霊場として民衆の信仰をあつめ、「長谷観音」の通称で親しまれる尊像は総高9.18mあり、日本最大級の木彫観音だそうです。

長谷寺は、観音山の裾野に広がる下境内と、その中腹に切り開かれた上境内の二つに境内地が分かれています。
入山口でもある下境内は、妙智池と放生池の2つの池が配置され、その周囲を散策できる回遊式庭園となっております。
あじさいの時期には花菖蒲が出迎えてくれます。

上の境内には、本尊である十一面観音菩薩像(長谷観音)が安置される観音堂をはじめ、主要な諸堂宇が建ち並ぶほか、鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」と、傾斜地を利用した「眺望散策路:アジサイの径(こみち)」があり、鎌倉でも有数の景勝地となっています。
この眺望散策路の周辺には約40種、約2500株のあじさいが群生しており、梅雨の季節には眺望はもとより「アジサイの径(こみち)」として、あじさいを楽しみながら散策できるようになっています。











今年はあじさいの開花が早く、長谷寺でも例年より10日〜2週間程度開花が早いとの開花情報が提供されました。
少し早いかなと思いましたが、6月11日に訪ねたところすでに見頃を迎えていました。

長谷寺のあじさいは人気が高く、見頃の時期は大変な混雑となります。
今年は8時開門の10分前に到着したところすでに30名程度が並んでいました。
しかしコロナの影響もあって例年よりは空いている感じです。

長谷寺の紫陽花は、開門直後は混雑しますが、その後11時頃までは比較的空いており、11時ごろから混み始めるとのことです。
「あじさいの小径」も最初は開門直後ということで混雑していましたが、その後徐々に空いてきて人影のない写真を撮影することができました。
今年から「あじさいの小径」は別途料金がかかるようになり、混雑時にはここでも入場券の販売が中止になるとのことです。



















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アクセス(長谷寺)

 江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分。

入山料:400円

 あじさい鑑賞券:300円

駐車場

 駐車料金は30分。300円です(予約はできません)。

関連するホームページ

 
長谷寺

    風来坊

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