サギソウは、日当りの良い湿地に生える多年草で、夏に可憐な純白の花をつけます。
その花の形が翼を広げたシラサギを連想させることから、「サギソウ」という名前がついたといわれています。
サギソウは、地下にほふく茎があり、その先端に大豆ぐらいの球根(球星ともいう)をつけます。
その球根から芽が出て開花し、生育状態が良いと球根の数は1年で2〜3倍に増えるそうです。
花の高さは20〜40cmで、葉は茎の下部に数枚付き、広い線形で長さ5〜10cm、幅1cm程度です。
花の直径は約3センチ程度です。唇弁は3つに分かれ、側列片は扇形でフリル状に細かく深く裂けています。
距は細く長さは約4センチ程度です。
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