散策スポット:東京23区

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六義園の枝垂れ桜 (H31.3.27)



六義園は元禄15年(1702年)川越藩主柳沢吉保が築造した庭園で、江戸の大名庭園の中で現存する屈指の名園と言われています。
昭和15年8月、史蹟名勝特別記念物保存法によって名勝の指定を受け、昭和28年4月特別名勝となり、日本でも特に勝れた名園として大切に保存されています。

庭園の形式は江戸時代の庭園にみられる廻遊式築山、山水庭園です。
庭園の中央に池を設け、中島を置き、島には妹背山があり、東南部に平坦な芝生、その他の部分には大小多数の築山が起伏しています。
庭園の北部に最大の築山、藤代峠を設け、各所に桃の茶屋、滝口の茶屋、吟花亭、熱海の茶屋、つつじの茶屋、芦辺の茶屋等のあずまやを配しています。

「六義園」という名前は、中国の古い書物である毛詩に配されている、賦・比・興・風・雅・頌の六義に由来する和歌の六体によるものです。
「六義園」を「むくさのその」と呼ばせ、館を「六義館」と書いて「むくさのたち」と読ませています。




六義園のシンボルであるシダレザクラは、ソメイヨシノよりも一足早く開花し、東京に春の訪れを告げてくれます。
六義園にはシダレザクラ、ソメイヨシノ、ヤマザクラ、サトザクラが75本植えられており、シダレザクラは4本あります。
メインのシダレザクラは、高さ約15m、幅約20mもある大木で、「エドヒガン」という品種が変化したものです。

このシダレザクラは戦後に植えられたもので、樹齢約70年です。
正門から入り内庭大門をくぐった広場にあります。
少し離れてみると、本当に滝のように咲くという言葉がピッタリです。






今年の桜の開花は平年より早く、東京では3月21日に開花し、全国のトップを切って3月27日には満開宣言がありました。
六義園では3月19日に開花しましたが、3月23日には早くも満開宣言がありました。
開花から満開まで4日間という早さでした。3月27日に訪ねましたが、早くも色がピンクから白色に変化しつつあり、やや見頃過ぎという感じでした。


六義園では枝垂れ桜のライトアップが行われます。
今年も3月21日(木)から4月3日(水)までライトアップが行われました。
残念ながら今年もライトアップは見に行くことができませんでした。





アクセス
JR・地下鉄南北線「駒込駅」から正門まで徒歩7分
染井門までは徒歩1分
枝垂れ桜のライトアップの時期には染井門が開門されます。

都営地下鉄三田線「千石駅」から徒歩10分。

駐車場:ありません。





入園料:300円

関連するホームページ

 六義園


    風来坊


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