二木屋は、1955年に自由党と日本民主党が合同して自由民主党を結成した最初の内閣で厚生大臣に務めた小林英三の屋敷です。
昭和10年建築の軍人の家を戦中に疎開先として買い取り、増築を経て現在の形となりました。
ダイニング部分が元の住居で、宮殿と洋間が昭和22年頃の増築です。
宮殿は40畳の広さがあり、当時から専用の厨房も設けてありました。
当時はホテルやホールなどの公共施設が少なく、政治家は、会合や催しを自分の家で開いたため、大きな屋敷を必要としました。
小林英三の会社には昭和天皇が行幸(昭和21年)、当家には高松宮がご来臨(昭和23年)されています。
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