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二木屋のひな祭り (H31.3.5)


丸平7段飾り



丸平7段飾り


「二木屋」は、有形文化財として登録されている「小林邸」をそのままレストランとしています。
大正ロマン漂う日本家屋と美しい庭園を愛でながらお食事を愉しむことができるレストランです。










二木屋は、1955年に自由党と日本民主党が合同して自由民主党を結成した最初の内閣で厚生大臣に務めた小林英三の屋敷です。
昭和10年建築の軍人の家を戦中に疎開先として買い取り、増築を経て現在の形となりました。
ダイニング部分が元の住居で、宮殿と洋間が昭和22年頃の増築です。
宮殿は40畳の広さがあり、当時から専用の厨房も設けてありました。

当時はホテルやホールなどの公共施設が少なく、政治家は、会合や催しを自分の家で開いたため、大きな屋敷を必要としました。
小林英三の会社には昭和天皇が行幸(昭和21年)、当家には高松宮がご来臨(昭和23年)されています。



享保雛 江戸五人囃子 京都五人楽天



芥子雛壇飾り



御殿飾り



箱雛


 


吉野喜代治と名川春山の木目込み人形


小林家は毛利家の家老の家柄で、広島県尾道で林を名乗っていました。
明治になり武家から商人に変わるとき、小林と改名しましたが、先祖代々の林を屋号に残し、林が2つの木であるところから「二木屋」を名乗り、缶詰食品業を創業しました。
味付けはカツ子(英三母)が担当しました。またカツ子は、料理研究家として講演や料理教室を行ない、百年前のカツ子のレシピを英三は大切にし、現在でも当家に残っています。

二木屋とは百年の時を経て復興させた当家の屋号です。
また、明治の味をカツ子のレシピから再現するのが二木屋の次の仕事とのことです。



愛玩系お雛さま













七福神



マトリョーシカ




雛天神段飾り


二木屋では、飲食の席、5部屋にお雛さまを飾って「二木屋ひなまつり」を開催しています。
おひなさまの数は約500体。江戸の寛永雛、享保雛をはじめ、明治・大正・昭和のお雛さまの歴史の流れが一同に出揃います。

二木屋では、さいたま市の町おこしの一環としてお雛さまの無料一般公開を行っています。
また、ガイド付き会席でも楽しむことができます。

今年のひな祭りは、2月28日(木)〜3月5日(火)に開催されました。
一般公開は、午後2時〜7時の間です。








関連のホームページ

 二木屋のひな祭り


アクセス

 北浦和駅から徒歩10分
   

     風来坊


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