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コーマル城(シャトー ド コーマル) (H30.9.15)


千葉県柏市東柏にあるコーマル城(シャトー ド コーマル)を訪ねました。
コーマル城は、
館主・高丸重信(コウマルジュウシン)さんが、1967年から幼少のころから夢見ていたヨーロッパの城を建てるための準備を始め、1977年33歳の時に、手賀沼の台地に長年の夢であった自邸の設計・建築に着手しました。

建物はフランス18世紀ロココ様式の建築を、高さ広さなどを日本の住宅に合わせて忠実に再現し、室内の照明・家具・調度品・絵画すべてが装飾集団と考え、華麗で優雅な空間を造りあげました。


コーマル城の正式名称は「シャトー・ド・コーマル」です。
名称の中に「ド」が入っているのは、本物のお城の証で、フランス城主会の公認なので「ド」が付いています。





サロン文化の泉 黒柳徹子命名


1984年からは、文化や知識の交流ができるサロンとして一般開放を開始し、コンサート、講演会、展覧会、パーティなどを開催しています。
コーマル城の中には喫茶室があり、イベントが行われていない日でも喫茶店として利用することができるので、気軽に訪問できるのも魅力的です。

館主の高丸さんはフランスのブルトゥィユ伯爵と交流があり、コーマル城はフランスのブルトゥィユ城とサロン文化協定を結んでいます。
また、カフェ ドゥ マゴとも文化協定を結んでおり、ロワール地方のワインの騎士団とも交流があるそうで、日仏の文化を結ぶサロンとして、積極的にイベントを開催されています。

コーマル城は33歳のときから作り始めて、第1期から第3期と区分して工事が行われており、最終的には30年かけて完成したとのことですが、現在でも気に入らないところは作り変えるなど、創作意欲はバリバリで生涯現役の高丸さんです。


喫茶室





喫茶室で休憩後、高丸さんが室内を案内して下さいました。
庭の中央にある噴水は「サロン文化の泉」と黒柳徹子さんが命名したとのことです。

玄関の扉を開けると玄関ホールと階段室があり、左右に翼の間が拡がっています。
コーマル城は、外観も素晴らしいですが、室内もその凄さに圧倒されます。



階段室






玄関ホール




玄関ホールの左右に拡がる翼の間




翼の間から、楯の間、ブルトゥィユの間、レネットの間(いずれも撮影禁止)を見学しながら奥に進むと舞踏の間です。
舞踏の間では講演会、コンサート、バロックダンスなど様々な催しに使われる部屋です。



舞踏の間



舞踏の間 ステージが変わりました



舞踏の間





熱心に説明して下さる高丸さん






舞踏の間の奥に書斎と図書の間があります。





さらに奥に進んでいくと急な階段があり、階段を降りると地下室です。
地下室にはワイン蔵があります。
地下室の天井や壁は高丸さんがコツコツと何年もかけて洞窟の岩肌のように作り上げたとのことです。ここもこだわりの空間でした。








コーマル城は、喫茶室、お友達との食事会、ワイン、パーティ、コンサート、講演会、結婚式、展覧会、撮影、お茶会等その利用される目的は様々とのことです。
また、フランスにあるブルトゥィユ城と姉妹提携を結んでおり、毎年交流のため皆さんとご一緒にブルトゥィユ城やロアールのワイン騎士団を訪問する企画も行っているとのことです。



学問の神殿


関連のホームページ


 シャトー ド コーマル

    風来坊


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