土合駅は「日本一のモグラ駅」として親しまれており、「関東の駅百選」に認定されています。
土合駅の最大の特徴で、上り線と下り線のホームが大きく離れていることです。
これは、上越線の複線化の際に、下り線ホームを地下70mの新清水トンネル内に設置したことによるものです。
下り線のホームの標高は583m、駅舎の標高は653.7mで、駅舎と下り線ホームの標高差は70.7mです。
この標高差が階段で結ばれています。エスカレーターやエレベーターは設置されていません。
水上駅から新潟方面行きの電車で土合駅に到着すると、前方に真っ直ぐに伸びる階段があります。
この階段は338mで、462段あります。
階段を上り、さらに143m(階段24段)の連絡通路を経て、改札口となります。
ホームから462段の階段といえば厳しい感じですが、462段が連続しているわけではありません。
462段の階段の長さが338mとなっているように、比較的緩やかな傾斜です。
これは、5段の階段と幅3m程度の平面の繰り返しになっているためです。
したがって、階段を上がるというよりも坂道を登るという感じで、比較的楽に登ることができます。
しかも、階段には10段ごとに表示があり、最上部までの残りを考えながら、登ることができます。
下り線のホームから改札口までの所要時間は約10分です。
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