真壁は茨城源の西部に位置し、地元で産出する真壁御影石による石材加工業と農業が盛んな町です。
真壁の町割りは、戦国時代末期に真壁氏の時代に形づくられ、江戸時代初期の浅野氏時代に完成したといわれています。枡形と呼ばれる城下町特有の交差点が現存し、その町割りの中に、見世蔵などを中心に歴史的建造物が数多く残されています。
現在、99棟が国の登録文化財となっており、平成22年には、この真壁地区が国の重要伝統的建造物群保存地区に選定されています。
全国で87地区目、関東地方では4地区目、茨城県では初となります。
平成15年2月にはじまった「真壁のひなまつり」は、今度で16回目を迎えます。したがって、ひな祭りの愛称も「和の風第16章」となっています。
今年も、開催期間は2月4日(日)〜3月3日(土)です。
「寒い中、真壁に来てくれた人をもてなそう」。そんな一言から始まった真壁のひなまつり。
見世倉・土蔵などが軒を連ねる風情豊かな町並みの真壁町に、約160軒の家がひな人形を飾る一大イベントです。
町の各地に展示しているひな飾りは、数百年前の由緒あるひな人形や現代作家の作品、はたまた石で作られた変わり種まで、愛らしいひな人形が歴史ある街並みに飾られています。
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