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真壁のひなまつり 髪床細島
若松屋のある仲町には雛飾りをしたお店が並んでおり、ひな祭りのメイン会場といった感じです。 「2017年・真壁のひなまつり」PRポスターに使われたひな飾りをしている髪床細島もこのエリアになります。
真壁のひなまつり 川島洋品店
このエリアで見逃せないのが川島家のひな飾りです。 川島家は、江戸時代末期にこの地で商いを始めたと伝えられ、以後、荒物、太物、瀬戸物等を扱って、現在の洋品店に至ったようです。 また、明治末期頃は、同じ敷地内で養蚕も行っていたと伝えられ、町の中心部でも養蚕が行われていたことは、真壁町の養蚕業の最盛期を伺わせるものです。
川島家の土蔵は、かわしま洋品店の敷地内にあり、通りからは奥に位置するものの、その景観は北側の交差した通りから望むことができます。 洋品店の中を通って、店舗裏に進んだ土蔵がひなまつりの展示場になっています。 明治初期や昭和初期といった古いひな人形をただ飾るだけでなく、毎年、趣向を凝らした展示で楽しませてくれると人気です。 2017年は、大河ドラマ「おんな城主 直虎」をテーマにした、水戸黄門の飾り付けがありました。
川島書店見世蔵
真壁のひなまつり 川島書店見世蔵
かわしま洋品店のすぐ傍に「川島書店の見世蔵」があります。 川島書店の見世蔵は、江戸時代の真壁町の中心部であった通称「御陣屋前通り」の東側に位置する土蔵造・2階建の店舗で、初代清兵衛が江戸時代末期に建設したものと伝えられています。 川島家は清兵衛がこの地で生薬店を営んで以来、さまざまな商売を行いましたが、4代前からは書店を営み現在に至っています。近年になって、店舗と家屋を新築したため、見世蔵は現在空き店舗となっています。
川島家の見世蔵は、江戸時代後期に江戸で成立した見世蔵の特徴をよく備えた貴重な建造です。平成12年に文化財に登録されています。 毎年ひな飾りを変えて、観光客を楽しませてくれる川島書店見世蔵。蔵の中にはいたるところお雛様が飾られています。 15年目を迎える今年は、江戸から昭和の歴史深いひな人形が飾られるとともに、ミニジオラマが設置されて雛飾りの中を列車が走っていました。
また、下から屋根裏を見上げるとそこには江戸時代の屏風が飾られていました。 昨年はバイクに乗っていたり、アコーディオンを弾いていたり、ダンスの興じるなどのユニークな雛人形が展示されていましたが、今年は残念ながら見かけませんでした。 写真は昨年のユニークな人形の展示です。 また、店内の梁にかけられた山岡鉄舟直筆の書も飾られていました。
木村家住宅
真壁のひなまつり 木村家住宅
見世蔵の隣にある書店は、真壁の歴史が学べる書籍などの販売も行っています。 また、書店にも釣り師ひなを初めとして、いろいろはお雛様が飾られていました。 また、この界隈ではいろいろなお店にお雛様が飾られていました。
旅籠ふるかわ食堂
川島洋品店見世蔵の南にある旅籠古川食堂は、築160年の古民家的な旅籠です。毎年2階にお雛様が並べられています。 1階の店舗部分は季節の花々が添えられており、気軽に立ち寄れるギャラリーとなっていますが、この時期は食事をされる観光客で満員です。
真壁のひなまつり 旅籠ふるかわ食堂
旧真壁郵便局
真壁のひなまつり 旧真壁郵便局
旅籠古川食堂から西方向に100mほど進むと町のシンボルとなっている「旧真壁郵便局」です。 旧真壁郵便局には頼れるボランティアが常駐しており、オススメや見どころはココで聞くのがお勧めとのことです。 また、地元幼稚園の子供たちが作ったほのぼのしたひな飾りが展示されていました。
真壁のひなまつり 佐藤家住宅
旧真壁郵便局から北方向に100mほど進むと佐藤家住宅です。 地元真壁出身の美容師、石田君江さんの手作りひな雛が多数飾られています。 オリジナリティあふれる作品の中には、ねずみを模した数十体のひな人形があります。 また、結婚や出産などといった女性の生涯をつづっているユニークなものもあります。 ひな人形だけでなく、吊るし雛や鎧武者も展示しています。
栄養ドリンクの空き瓶を使って作るネズミ雛が人気です。 中にはキツネの嫁入りならぬネズミの嫁入りもあります。 天井には鯉の姿をした吊るし雛がたくさん飾られています。 佐藤寝具の看板が目印です。
星野家住宅
佐藤家住宅の2件隣が星野家住宅です。 屋号を「諸川屋(もろかわや)」と称する星野家は、現在で6代目です。 江戸時代の後期に真壁へ移り住み、当時は乾物屋を営んでいたと伝えられています。端正な面持ちの外観は、伝統的な町並みを保つ重要な役割を、十二分に果たしています。 建屋の正面から太陽の光が差したときの内観は、木作りの格子が美しい影を落とします。
真壁のひなまつり 星野家住宅
江戸・大正・昭和のひな飾りを楽しめる星野家住宅。 江戸中期に作られた享保雛は「享保の大飢饉」などの時代背景により質素なものが多く、面長の顔が特徴です。 朱色の古箪笥に飾られたひな人形は約100年前の作品で、その作りは精巧の一言です。瞳にはガラスがはめられ、なんと歯まで生えているのだから驚きですが、撮影禁止で残念ながら紹介できません。
真壁のひなまつり 2016年川島書店見世蔵の作品
アクセス ひな祭りの時期には、TX筑波駅から真壁までの路線バスが運行されています。ただし、筑波山口で乗り換えとなります。 平成29年は、2月18日(土)、19日(日)、25日(土)、26日(日)の4日間のみ、TXつくば駅〜真壁間をバス「真壁のひなまつり号」が運行されていました。 また、JR岩瀬駅からバス「和の風号」が運行されました。
2016年川島書店見世蔵の作品
関連のホームページ 桜川市観光協会 真壁のひなまつり 真壁のひなまつりその1へ 風来坊