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越生のつつじとヤマブキ (H29.4.29)

五大尊つつじまつり


五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園

4月29日(土・祝)にコミュニティのイベントで、「五大尊つつじ祭り」を訪ねました。

「五大尊つつじ祭り」の会場は、五大尊境内のつつじと隣接する五大尊つつじ公園の2ヶ所で構成されています。

五大尊つつじ公園の入り口に到着すると、右手斜面につつじが見事に咲き誇っています。

ここが黒岩五大尊境内のつつじで、江戸時代に植えられたと伝えられる、樹齢350年以上の古木が鮮やかに咲き誇っています。



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園


公園の入り口で料金を支払うと、「左手の山の奥に進んで下さい。見事なつつじを見ることができます。」といわれました。

黒岩五大尊境内のつつじの左手の山の斜面につつじが咲き誇っていますが、五大尊つつじ公園のメインは山の斜面を右手に見ながら更に奥に進んだところにあります。


五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園

五大尊つつじ公園の入り口から、右手の黒岩五大尊境内のつつじを眺めながら50mほど進むと、左手に進む散策路があります。

左折して右手斜面のつつじを眺めながら100mほど進むと、斜面の奥に新たな斜面が現れ、その斜面には遙か頂上部分までつつじが咲き誇っていました。



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園


この斜面は公園の入り口からは山の陰になっていて見ることができない場所ですが、さらに進むと新たな斜面が現れそこには色とりどりのつつじが咲き誇っていました。

ここが五大尊つつじ公園のメイン会場です。

五大尊つつじ公園は、3ヘクタールの園内に12種類、約1万株のつつじが植えられています。


五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園

五大尊つつじ公園に植えられているつつじは、大むらさき、山つつじ、りゅうきゅう、ベニギリ、クルメ、ヒラド、ヨドカワ、コチョウ、暮の雪、ミヤギノ、さらさどうだんなどです。

これらのつつじが色とりどりに咲き誇っていました。

関東屈指のつつじの名所といわれるだけあって、見事な景観です。



五大尊つつじ公園



五大尊つつじ公園


五大尊つつじ公園の山の斜面には散策路が設けられており、つつじを眺めながら斜面を登っていくことができます。

いろいろな角度からつつじを眺めつつ、斜面を登って中腹まで進むと、さらに左の奥の斜面につつじが見えます。


五大尊つつじ公園



五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ

奥の斜面の下まで進むと、さらに上に進む散策路があり、そこを登ると五大尊つつじ公園の最上部に出ることができます。

最初に下から眺めた頂上部分です。

上から眺める景観も素晴らしいものがあります。

こちらの斜面の道は、急坂で半分程度は階段になっています。



五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ


五大尊つつじ公園のつつじを堪能した後、黒岩五大尊の境内のつつじを訪ねました。

五体の明王像が祭られている五大尊の石段の両側には、江戸時代に植えられたと伝えられる、樹齢350年以上の古木が鮮やかに咲き誇っています。

五大尊境内も、石段から左右に散策路が設けられており、いろいろな角度からつつじを楽しむことができます。

つつじの樹が大きいためつつじのトンネルになっている場所もあります。


五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ



五大尊境内のつつじ

黒岩五大尊に伝わる像は、「新編武蔵風土記稿」に記述がありますが、それ以前の詳しい伝来は不詳です。

五大明王像は、不動明王像を中央に、右に軍茶利明王像、大威徳明王像、左に金剛夜叉明王像、降三世明王像を配した通例の五大明王像です。

制作年代は、作風から平安時代末期のものと考えられ、この時代まで遡る五大明王は、埼玉県内では他に確認されていなとのことです。

平成12年3月に県指定文化財として認定され、埼玉県立博物館に保管されていますが、現在は、新五大明王(代理)を建立し、あらたな信仰の対象としています。


山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園

「五大尊つつじ祭り」を見た後、「山吹の里歴史公園」を訪ねました。

「山吹の里歴史公園」には、約3000株のヤマブキが植えられています。

公園のシンボル水車小屋も、改良工事が行われ、新たな囲炉裏も再現されています。



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園


室町時代、太田道灌が川越の領主であった頃の話が伝えられています。

鷹狩りの途中、にわか雨に遭った若き日の道灌は、蓑を借りに貧しい民家を訪ねました。すると、出てきた少女が何も言わずに一枝の山吹を差し出しました。花の意味がわからなかった道灌は怒り、雨の中を帰りました。

のちに山吹の花にちなんだ古歌「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の(蓑)一つだに
 なきぞ悲しき」を教えられました。

蓑がない悲しさを歌に託した少女の想いを知り、自分を恥じた道灌は歌道を志し文武両道の名将になったという逸話の故地です。


山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園

この話は広く知られており、「山吹の里」と呼ばれているゆえんでもあります。

山吹の里歴史公園のヤマブキの花は、4月中旬から5月中旬にかけて見頃を迎えます。

ヤマブキは見頃を過ぎつつありましたが、それでも見事に咲き誇るヤマブキを楽しむことができました。


越生町は、埼玉県のほぼ中央にある人口1万3千人の町で、町の木が「ウメ」で、越生梅林を有しています。町の花が「ヤマブキ」で、五大尊のつつじも有名です。



山吹の里歴史公園



山吹の里歴史公園


関連のホームページ

 越生つつじ祭り


 山吹の里歴史公園


アクセス

越生つつじまつり会場:越生駅から徒歩15分


山吹の里歴史公園:越生駅から徒歩10分

越生つつじまつり会場と山吹の里歴史公園とは越生駅から反対方向となります


         風来坊


山吹の里歴史公園


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