黒岩五大尊に伝わる像は、「新編武蔵風土記稿」に記述がありますが、それ以前の詳しい伝来は不詳です。
五大明王像は、不動明王像を中央に、右に軍茶利明王像、大威徳明王像、左に金剛夜叉明王像、降三世明王像を配した通例の五大明王像です。
制作年代は、作風から平安時代末期のものと考えられ、この時代まで遡る五大明王は、埼玉県内では他に確認されていなとのことです。
平成12年3月に県指定文化財として認定され、埼玉県立博物館に保管されていますが、現在は、新五大明王(代理)を建立し、あらたな信仰の対象としています。
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