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明月院のあじさい (H29.6.22)


明月院のあじさい



明月院のあじさい



明月院のあじさい

鎌倉のあじさいといえば、やはり明月院が有名です。

あじさいの時期の午後には、400m〜500mの行列ができるほどの人気です。

週末の午後には、行列の最後は北鎌倉駅の近くまで伸びることもあるようです。

明月院も朝早く行くのがお勧めです。


今年は、長谷寺のあじさいを見てから明月院に廻りましたので、北鎌倉駅に着いたのが9時20分頃でした。

電車を降りたところ、向かい側のホームは人で溢れており、北鎌倉駅から明月院に多くの人が向かっています。

この状況ですと、明月院の切符売り場は長蛇の列かなと思い、急ぎ足で明月院に向かいました。


明月院のあじさい



明月院のあじさい



明月院のあじさい

明月院に到着するとラッキーにも切符売り場は数人の行列で、スムーズに入門することができました。

しかしながら、境内に入ると平日にもかかわらず大変な混雑振りでした。

特に、明月院の撮影スポットである、山門への鎌倉石の参道は大変な混雑ぶりでした。

平日の朝早い時間帯ですと、時に人の流れが途切れることがあり、人影の少ない光景を撮影することができますが、今年はこのようなチャンスには恵まれませんでした。


明月院の創建は今から約850年前の永暦元年(1160年)に始まります。この地の武将で平治の乱で戦死した山内首藤俊道の菩提供養のため、俊道の子の山内首藤徑俊が創建しました。

その約百年後の康元元年(1256年)、鎌倉幕府第5代執権北条時頼がこの地に最明寺を建立しましたが、時頼の死後廃絶となりました。

時頼の子・北条時宗がその跡に禅興寺(ぜんこうじ)を建てました。

禅興寺は関東十刹(じっさつ)の一位に数えられるほど規模も大きく、位も高いお寺でした。


明月院のあじさい



明月院のあじさい



明月院のあじさい

明月院は、この禅興寺の塔頭(たっちゅう、子院)として上杉憲方が建てた寺で、名前も明月庵から明月院と改められました。

その後禅興寺は衰え、明月院に付属したような形となり、結局明治時代の初めに廃寺となってしまいました。

現在では、明月院のみが残っているということになります。


この明月院は、その名前は知らなくても「鎌倉のあじさい寺」といえば話が通じるほど全国的に有名です。

この寺であじさいを植えたのはさほど古いことではなく、一説によると「手入れが比較的楽だから」という理由で植えたものが次第に有名になったといわれています。


明月院のあじさい



明月院



明月院

明月院の境内には約2500株のあじさいが植えられていますが、その8割から9割が日本古来の「姫あじさい」です。

花が優美ということから、「姫あじさい」の名が付けられたそうで、小振りで可憐です。

「姫あじさい」は色が変化しないのが特徴です。

空や海の色のように淡い青から、深い青に日ごとに濃くなっていきます。

紫色になり始めると見頃過ぎです。


明月院では意図的に悠久の青「姫あじさい」を心こめて育てているそうです。

青一色のあじさいは雨の日が良く似合うそうです。

青一色のあじさいも、色とりどりのあじさいとは異なった静かな趣があります。

月曜日が雨だったこともあり、色鮮やかな姫あじさいを楽しむことができました。


明月院



明月院



明月院のあじさい



明月院のあじさい



明月院のあじさい

明月院には丸窓の座敷があり、撮影スポットとなっています。

しかしながら、近年は長い行列ができており、丸窓の撮影は諦めました。

また、内庭の花菖蒲は見頃過ぎということで、開園されていませんでした。

10時30分頃に明月院を出ましたが、切符売り場の行列は100mほど続いていてびっくりです。

この時期、平日でも11時過ぎには300mほどの行列ができるそうです。
やはり鎌倉のあじさい見学は、平日の午前中ないと駄目だという感じです。



見頃の姫あじさい


見頃過ぎの姫あじさい



見頃の姫あじさい



見頃の姫あじさい


アクセス(明月院)

JR北鎌倉駅から徒歩10分。


拝観料 500円

通常は300円ですが、あじさいの時期は値上がりするようです。


明月院のあじさい



明月院のあじさい


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 明月院


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