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横浜公園のチューリップ
港・横浜の春を彩る「よこはま花と緑のスプリングフェア2014」が今年も開催されています。 今年で36回目を迎えるスプリングフェアは、緑化活動普及を目的にしたイベントです。 その内容は「横浜公園のチューリップまつり」と「山下公園の花壇展」です。 「横浜公園のチューリップまつり」は、4月11日(金)〜13日(日)の間、「山下公園の花壇展」は4月11日(金)〜5月6日(火)の間、開催されます。
市民のボランティアによって植えられた69品種、16万本のチューリップが咲き誇る横浜公園会場では、チューリップ祭りの期間中に、華道家の假屋崎省吾さんによるトーク&チューリップ生け花パフォーマンス、チューリップ花絵づくり、花と緑の展示・販売、チューリップガイドツアー、チューリップ人気投票、チャリティイベントなどが実施されます。 また、飲食・販売コーナーも設置されます。
昨年は4月20日〜22日がチューリップまつりでしたから、今年のチューリップまつりは随分早いなあと思っていたところ、4月9日に横浜公園を訪ねたネットの友人の写真がインターネットで紹介されました。 「咲いているものは見頃ですが、蕾も多い」とのコメントがありましたが、写真を見ると随分開花が進んでいる感じです。
チューリップまつりの時期はイベントがあって、残念ながら見に行くことはできません。 今年は無理かなと半ば諦めていましたが、16日に昭和記念公園でネットの友人2人に偶然で会いました。 一人は横浜公園のチューリップを見て昭和記念公園に来たとのことで「全体としては見頃ですが、奥の方は蕾が多い」とのことでした。
横浜公園のチューリップはまだ見頃のようです。 もう一人の友人はこれから横浜公園に行くとのことでした。 ということで、風来坊も急遽横浜公園を訪ねることにしました。 結果として、昨年と同じ、4月16日に訪ねることになりました。
横浜公園は、横浜の中では山手公園についで2番目に古い公園です。 横浜市役所のすぐ隣にあり、横浜という都市の発展とともに歩んできた公園ともいえます。 在留外国人の生活環境改善を求めた条約に基づき、遊郭の跡地に整備が行われ、明治9年(1876年)に開園され、一般の人々にも開放されたため当時は「彼我(ひが)公園」といわれていました。
明治42年(2009年)には、公園全域が横浜市の管轄となり、大震災と戦後の接収時代を経て、昭和27年の解除後は当時の平沼市長が命名した公園内の平和球場で高校、大学、ノンプロの野球試合が数多く行われました。 昭和53年に横浜スタジアムが建設されたのを機に、園内の老朽化した諸施設を改築、日本庭園風の池と流れ、噴水や多目的広場などが整備されました。
さらに昭和62年(1987年)、水道の貯水設備と共に、水の出る4つの彫刻がある水の広場が整備され、現在の形になっています。 1年を通じ人気のある横浜公園ですが、見物は何といっても春のチューリップです。 公園を彩る色とりどりの花は16万球にのぼり、様々なタイプの品種を見ることができます。
チューリップの花は、平成9年(1997年)に横浜市中区の区政70周年を記念して「区の花」に制定されました。 この横浜公園のチューリップは、「区の花」の普及に努めているイベントの代表的なもので、市民ボランティアによって植えられています。
さまざまな品種のチューリップが整然と植えられており、それぞれに美しい花を咲かせる様子は、16万株という数のせいもあって壮観な眺めです。 訪れる人の殆どはカメラを携え、チューリップを背景に記念撮影をする姿が見られます。 また、公園では昼食を楽しむ人も多く見かけられます。
横浜公園のチューリップ このエリアは開花が遅れています
これまでは朝早く訪ねることが多かったですが、昨年に引き続き今年も午後訪ねることになりました。 このため、写真撮影には逆光になるエリアが多くなりますが、それでも見頃のチューリップを楽しむことができました。
横浜公園
アクセス 横浜市営地下鉄関内駅市庁舎側出口、JR関内駅南口から徒歩3分 みなとみらい線日本大通り駅スタジアム口から徒歩2分 入園料 無料 風来坊