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柏尾川の桜 (H26.4.2)


柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜

柏尾川は、戸塚区柏尾町の阿久和川と平戸永谷川の合流点から藤沢市の境川合流点までの延長約11kmの二級河川です。

柏尾川は、昔は暴れ川と呼ばれていたように、たびたび洪水を繰り返していました。

その治水対策として本格的な河川改修が行われたのは昭和55年からで、流域では時間当たりの降雨量50mmに対応する整備が進められています。


また、上流のブリヂストン横浜工場に隣接する柏尾橋から栄区飯島橋までの区間には、河川管理用通路を活用した緑豊かな親水空間であるプロムナードが整備されています。

堤防や高水敷を利用した広場やイベントステージなどがあり、水辺でのレクリェーションを楽しむことができる憩いの空間となっています。


柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜

柏尾川の桜の歴史は古く、安政年間までさかのぼることができ、約150年前に大雨で壊れた堤防を直した記念として植えられたのが最初の桜だそうです。

大正〜昭和初期には、戸塚駅から大船までの両岸に見事な桜のトンネルが連なり、関東屈指の桜の名所として知られるようになりました。



改修工事のため土手から下に降りることができません


その後、戦争や河川改修による伐採と新たな植樹を繰り返し現在に至っています。

現在では、戸塚駅付近から栄区金井町までの両岸約4kmにわたり、桜並木が連なっています。

柏尾川プロムナードの桜のうちで、戸塚区内に現存するのは約700本で、その約8割がソメイヨシノだそうです。

そのほかには、オオシマザクラやヤマザクラなど9品種が確認されているとのことです。


柏尾川右岸の桜



柏尾川右岸の桜 対岸にも桜並木が



柏尾川右岸の桜 対岸にも桜並木が



柏尾川右岸の桜

柏尾川では、昭和32年から毎年「戸塚桜まつり」が開催されており、今年も4月5日(土)に「第58回桜まつり」が開催されました。

桜まつりでは、花見踊りパレードの他、各種文化展や芸能発表大会などが催されているようです。



豊田堰橋からの上流の展望 この橋でUターン


戸塚区では区制60周年を記念して、平成10年に「戸塚区の花」を決めるため、「皆さんの印象に残っている区内の花木」の募集を行ったところ、全体の約6割が「桜」で、その内の約7割が柏尾川の桜だったとのことです。

ということで、戸塚区の花は「桜」とのことです。


柏尾川左岸の桜



土手の下側の遊歩道



水面に桜が

柏尾川の桜並木は樹齢50年あまりだそうです。

また、樹間が狭い、踏み固められた表土やコンクリート舗装で根元が覆われているなど、個々の生育環境もあまり好ましくないようです。

こうした状況から、次世代にこの桜を引き継いでいくための、桜の維持・再生の取り組みが進められているとのことです。



土手の下側の遊歩道


4月2日に柏尾川を訪ねました。

柏尾川の満開予想が4月1日でしたので、一番良い時期に訪ねたことになります。

今回は朝日橋から豊田堰橋までの間を往復しました。

朝日橋から豊田堰橋までの右岸は、堤防の上に遊歩道が整備されており、桜並木の下を両岸の桜を眺めながら散策することができます。

この日は、午前10時過ぎから散策したため、人出も少なく満開の桜の下をゆっくり散策できました。


柏尾川左岸の桜



お出迎え?

柏尾川の左岸は、堤防の上の遊歩道は一部分のみですから、堤防の下側の川の流れに近い遊歩道を散策しました。

しかしながら工事中のため、朝日橋に近いエリアは通行止めになっており、残念ながら車道沿いの狭い道を歩くことになりました。

11時過ぎに散策を終えて、次の目的地の大岡川に向かいましたが、この頃には川岸では早くも花見が始まりつつありました。



柏尾川の桜 花見客が増えてきました(11時です)



アクセス


 JR・横浜市営地下鉄戸塚駅から徒歩5分




         風来坊


柏尾川左岸の桜


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