第１４回国際バラとガーデニングショウその２

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第１４回国際バラとガーデニングショウ　その２　（Ｈ２４．５．１７）

キャス・キッドソンの秘密の庭

キャス・キッドソンの秘密の庭

キャス・キッドソンの秘密の庭

国際バラとガーデニングショウの会場の大部分を占めているのが、ガーデニングショウの作品です。

ガーデニングショウの今年のテーマは「ドラマチックガーデン」とのことです。

ガーデニングショウの作品は、３つのガーデン部門に分かれているようですが、細部は不明でしたので、レポートは区分なしです。

キャス・キッドソンの秘密の庭

ガーデン部門の作品の中央にゲストの方々の素晴らしい作品がありました。

その一つが、今回のガーデニングショウの主役といえる「キャス・キッドソンの秘密の庭」です。

イギリスを代表するインテリアグッズのブランド「キャス・キッドソン」は、アンティークな持ち味と明るい色彩のモダン感覚がブレンドされており、日本でも大人気とのことです。

キャス・キッドソンの秘密の庭

キャス・キッドソンの秘密の庭

キャス・キッドソンの秘密の庭

キャス・キッドソンの秘密の庭

ブランド創設者のデザイナー、キャス・キッドソンさんがデザインしたのが「キャス・キッドソンの秘密の庭」です。

キャス・キッドソンさんからのメッセージです。

「第１４回国際バラとガーデニングショウで、私が庭をデザインする機会をいただき、とてもうれしく思っています。今回は、私が１４年をかけて育んだカントリースタイルの庭を再現します。生活感のある、どこか懐かしい庭がイメージです。」

妖精が作るねむり姫の庭

妖精が作るねむり姫の庭

「妖精が作るねむり姫の庭」は吉谷桂子さんの作品です。

吉谷桂子さんからのメッセージです。

「ドラマチック」というキーワードから、子供時代のピュアな気持ちで憧れたものをイメージしたところ、グリム童話「眠れる森の美女」が浮かびました。
そして、エドワード・フレデリック画の「Sleepinng　Beauty」を見て、今回のテーマにしました。

妖精が作るねむり姫の庭

妖精が作るねむり姫の庭

トワイラント　ガーデン

王子様が現れるまで１２人の妖精に守られ、魔法にかかって眠るプリンセス。庭は、妖精立ちによって美しい花に彩られています。庭のデザインは、フランス宮廷からヒントを得ました。フランス庭園の様式は本来左右対称の整形式が基本ですが、マリー・アントワネットのプチ・トリアノンのような森の中の隠れ庭という設定です。フランスのデルパール社のバラをふんだんに植えた庭で、「お姫様」の優雅な雰囲気を楽しんでいただけたらと思います。

ロマンティックなミックスボーダーガーデン

「ロマンティックなミックスボーダーガーデン」はガーデンデザイナーのケイ山田さんの作品です。

ケイ山田さんからのメッセージです。

イギリスでは最近、「ミックスボーダー」と呼ばれる新しい様式の花壇が現れ、話題を呼んでいます。草花以外に灌木なども組み込み、もっと深みのあるボーダー花壇が好まれるようになってきました。より自然に近い組み合わせで植裁されるため、季節を長く楽しめ、手間もあまりかかりません。今回私は、バラやシャクナゲやツツジなどの灌木をふんだんに取り入れ、「その「ミックスホルダー」のある庭を作りました。

ロマンティックなミックスボーダーガーデン

ロマンティックなミックスボーダーガーデン

ロマンティックなミックスボーダーガーデン

ロマンティックなミックスボーダーガーデン

敷地内を歩ける小道には、ピンクのバラが降り注ぐようなアーチを作り、芳しい香りを楽しみます。中央の芝生にはシンボルツリーと大型コンテナの寄せ植えを配してアイキャッチに。一角には水草を浮かべた噴水もしつらえました。人と自然が共存する安らぎの庭、植物を愛する人達と共にその美しさを共存できる庭・・・・そのような気持ちを、この庭から感じていただけたら幸せです。