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修景池のハス
府中市の郷土の森公園は、さまざまな施設が集合した複合的な公園で、広い敷地内には野球場やサッカー場、総合体育館、総合プールなどのスポーツ施設のほかに交通遊園、いこいの森などなどがあり、バラエティに富んでいます。 以前は「市民健康センター」という名称でしたが、平成20年(2008年)に「郷土の森公園」に改称されました。
総合プールは公認競技用プール、流水プール、ウォータースライダー、幼児用のプールなど種類が充実しています。 交通遊園はD51蒸気機関車、都電、路線バスなどが置かれているほか、ゴーカートは子供たちに人気があります。
大賀博士の胸像
公園内のいこいの森には芝生広場、釣り堀、修景池があります。 この修景池には、「大賀ハス」をはじめとする、さまざまな古代蓮が植えられており、7月には綺麗な花を咲かせます。 池の畔には府中に住んでハスの研究に情熱を注いだ大賀一郎の胸像が建っていいます。 修景池は、「郷土の森博物館」の入口のすぐ傍にあります。
修景池のハス 噴水は8時30分から
大賀一郎博士は、昭和20年6月から昭和40年に死去されるまで府中市に在住し、ハス、マンダラ、布目瓦などの研究を行いました。 昭和26年、千葉県の東京大学検見川厚生農場内にあった落合遺跡で、丸木舟が発見され、シカゴ大学で検査の結果、2000年以上も昔のものと判明しました。 丸木舟と同じ地層から発掘された3粒のハスの種の内、1粒が大賀博士により発芽し、翌年開花したことから、この古代蓮は大賀ハスと名づけられました。
大賀博士はこのほか、孫文蓮、ネール蓮、妙蓮など20数種の花蓮を自宅、市立第一小学校及び中央公園(現在の寿中央公園)などで育成し、各地に分根されました。 府中市では、昭和48年(1973年)に中央公園から市民権公センター(現在の郷土の森公園)の修景池に大賀ハス、妙蓮など各種の蓮を移植しました。 現在、郷土の森公園修景池には、大賀蓮をはじめ30種類の花蓮が植えられています。
知里の曙
舞妃蓮
7月16日に「お散歩写真隊」のオフ会が府中郷土の森博物館で開催されましたが、その前に郷土の森公園修景池を訪ねました。 残念ながら、時期的に少し遅かったようです。 大賀蓮をはじめとして大部分の花蓮はすでに見頃の時期を過ぎていました。 それでも、「知里の曙」「舞妃蓮」「廬山白蓮」など見頃の蓮を楽しむことができました。
大賀蓮
桜蓮
廬山白蓮
美中心
アクセス バス 府中駅(京王線)、分倍河原駅(京王線・JR南武線)、府中本町駅(JR南武線・JR武蔵野線)から郷土の森総合体育館行きバスで「郷土の森正門前」下車すぐ前です。 徒歩 府中本町駅から20分、分倍河原駅から20分、是政駅(西武多摩川線)から20分です。
漁山紅蓮
蜀光蓮
嘉詳蓮
駐車場 郷土の森体育施設の駐車場を利用できます。 駐車料金は無料 入園料 無料 風来坊
ネール蓮