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一条恵観山荘の紫陽花 (令和3年.6.15)


一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう)は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観によって営まれました。
江戸時代初期の、正保3年(1646年)にこの山荘で茶会が催されたという記録があります。
往時は京都西賀茂に建つ、緑の濃淡が幾重にも連なる里山に建つ一条家別邸の離れでした。
一見すると田舎家風なその建物は、景観公自身が設計し、随所に雅な心と野趣が込められた、皇族の「茶室」です。

昭和34年(1959年)に鎌倉に移築されました。
庭石や枯山水も建物と共に移され当時と同じように配置されました。
その後、昭和39年(1964年)には国の重要文化財に指定されています。
同年代の建物としては、京都の「桂離宮」「修学院離宮」が有名です。
桂離宮は景観の叔父の八条宮智親王、修学院離宮は景観の兄の後水尾天皇による造営であり、いずれも江戸時代初期の朝廷文化を今に伝える施設です。

建物は外観のみでなく、内部も公開されています。

内部を見学できるのは週1回程度です。
一条恵観山荘には紫陽花は少ないですが、花手水であじさいを楽しむことができました。

































アクセス

 鎌倉駅東口4番乗り場からのバスに乗車し「浄明寺」下車、徒歩3分。

入園料

 500円


休園日

 月曜日・火曜日


関連のホームページ

 
一条恵観山荘

     風来坊


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