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鶴岡八幡宮の冬ボタン (令和2年.1.4)



鶴岡八幡宮は、康平6年(1063年)に、源頼義が奥州を平定して鎌倉に帰り、源氏の氏神として出陣に際してご加護を祈願した京都の石清水八幡宮を由比ヶ浜辺にお祀りしたのが始まりです。
治承4年(1180年)に、源頼朝は伊豆で平家追討の旗揚げをし、鎌倉に入ると直ちに神意を伺い、由比ヶ浜辺の八幡宮を現在の地に遷しました。建久2年(1191年)には上下両宮の現在の姿を整えて、鎌倉の町づくりの中心としました。

その後、鎌倉は京都と並んでわが国政治・文化の中心となり、鶴岡八幡宮は関東の総鎮守として全国からの崇敬を集め、各地の村々に氏神様として八幡宮が奉斉されるようになりました。
現在では国際的史都鎌倉の中心的施設として国の内外より年間を通して数多の参拝者が訪れています。

現在の本殿は、文政11年(1828年)、江戸幕府11代将軍徳川家斉の造営による代表的な江戸建築で、若宮とともに国の重要文化財に指定されています。
境内には源頼朝、実朝をお祀りする白旗神社をはじめとする境内社のほか、静御前ゆかりの舞殿が、800年の長い歴史を伝えています。








鶴岡八幡宮の神苑ぼたん庭園は、境内の東南部にかけて築かれた廻遊式の日本庭園です。
昭和55年(1980年)、鶴岡八幡宮の創建800年を記念して開園したものです。
段葛から大鳥居の傍を通って境内にはいると、すぐ右手に神苑ぼたん庭園があります。

表門から神苑ぼたん庭園に入ると、左手には神池、源氏池が拡がっています。
この庭園は景石、御簾垣、杉苔が調和した景観が有名なようですが、この時期はそれに藁囲いと傘が加わっています。
一つ一つの冬ぼたんも綺麗ですが、全体の景観も十分に楽しむことができるようになっています。

神苑ぼたん庭園には約100品種、約1000株の牡丹が植えられており、春と冬に牡丹を楽しむことができます。
神苑ぼたん庭園ではこの時期に咲くぼたんを「正月ぼたん」と呼称しています。
正月ぼたんの観賞期間は元旦〜2月下旬となっており、正月ぼたんと呼称されているように、元旦から楽しむことができます。

今年は冬ボタンの開花が早く、1月4日に訪ねたところすでに見頃を迎えていました。
この時期にぼたんの花を咲かせるためのさまざまな努力、美しい花を見てもらうための日々の努力に、敬意を表せざるを得ません。



連鶴



連鶴



連鶴



八千代椿



八千代椿



島錦



島錦



王冠



王冠



緋扇



緋扇



紅輝獅子



島大臣



錦の艶



越の舞姫


アクセス
JR鎌倉駅から徒歩10分

入園料
500円

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      風来坊


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