散策スポット:東京23区

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根津神社のつつじ (H31.4.20)


根津神社は今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祠したと伝えられる古社です。
文明年間には太田道灌が社殿を奉建しています。
現在の社殿は、宝永3年(1706年)の創建です。
江戸時代の宝永2年(1705年)5代将軍綱吉は世継ぎが兄綱重の子・綱豊(6代家宣)に定まった際に、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行いました。
権現造りの社殿、唐門、楼門、透塀など7棟の建物は、現在もそのまま残り、国の重要文化財に指定されています。

つつじ苑は、境内地となる以前に、徳川綱重(5代将軍綱吉の兄)が屋敷の庭につつじを植えたことに始まり、350年の歴史があります。
7000坪の神苑は、世につつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝でした。
現在も境内には約2000坪のつつじ苑があり、約100品種、3000株のつつじが色とりどりに咲き移ります。










つつじが見頃となる時期には「文京つつじまつり」が境内で開催され、三十六歌仙絵の拝観、神輿渡御、甘酒茶屋、食品衛生街頭相談、根津権化太鼓、演芸、浦安舞、植木市・骨董市、かっぽれパレードなどさまざまなイベントが行われます。
さらに、不忍通りふれあい館では「文京区伝統工芸会展示会、実演・体験」が開催されます。
今年も、「第50回文京つつじまつり」が4月6日(土)〜5月6日(月・祝)の間、根津神社で開催されています。

根津神社のつつじ苑は、つつじの種類が約100種類と多く、開花時期が異なるため、早咲きから中咲き・遅咲きへと花が移り変わり、長い期間にわたりさまざまなつつじを楽しむことができます。
逆に、つつじの開花時期が異なるため、つつじ苑全体がつつじの花に包まれるという光景を期待するのは無理があります。
つつじまつりのパンフレットにも、「全ての花を見るには、会期中間をおいて2〜3度お越し下さい」と書かれています。

根津神社のつつじの見頃は4月中旬〜下旬と言われていますが、その年の気候によって相当変化します。
今年は3月下旬〜4月上旬に寒波が来襲したため、つつじの開花は遅いだろうと思い、4月20日に下見を兼ねて訪ねたところ、開園前に長蛇の列でビックリでした。
前日テレビと新聞で見頃との情報があったとのことで、土曜日ということもあり、朝早くから大勢の方が見に来られていました。
園内に入ったところ、すでに早咲きと中咲きのつつじが見頃を迎えていました。
緑の部分は遅咲きのつつじです。









つつじ苑入苑料
根津神社境内は無料です。
つつじ苑は神苑整備事業ご寄進として200円です。
引率のある小学生は無料です。

アクセス
東京メトロ千代田線根津駅・千駄木駅、南北線東大前駅より徒歩5分
都営三田線白山駅より徒歩10分

関連のホームページ
 根津神社

       風来坊


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