散策スポット・鎌倉

散策スポット目次

HOME

前ページ

次ページ

鎌倉のあじさい その1 (H24.6.15)

成就院のあじさい


門前からの展望 前方は由比ヶ浜



門前からの展望 前方は由比ヶ浜



門前からの展望 前方は由比ヶ浜

成就院は真言宗 京都 大覚寺派の寺院で、本尊は縁結び不動明王です。

成就院の縁起には、弘法大師さまが全国を巡り修行された折、この地において護摩行・虚空蔵求聞持寺法などを修められたと伝えられています。



門前からの展望 前方は由比ヶ浜


その後、承久元年(1219年)に北条泰時が満願を込め高僧を招いて、本尊に不動明王をまつり普明山法立寺成就院と名付けて建立しました。

元弘3年(1333年)新田義貞の鎌倉攻めの戦火で寺は焼失し、近くの西が谷に移っていましたが、元禄期(1688〜1703年)に、再び現在地に戻り、僧祐尊によって再興され、現在に至っています。


参道のあじさい



参道のあじさい

成就院では、由比ヶ浜の海岸を望むことができる参道両側に般若心経の文字数と同じ262株の紫陽花が植えられております。

除夜の鐘と同じ数の108段の階段を上がれば、美しい由比ガ浜の海岸を門前から望むことができます。


江ノ島電鉄極楽寺駅の改札口を出ると、前方に緩やかな坂があります。

鎌倉の七切り通しの一つとして、京都方面から鎌倉に入る重要な入り口である「極楽寺坂切り通し」です。

極楽寺坂切り通しを有名にしたのは新田義貞の鎌倉攻めです。

現在の極楽寺坂切り通しは、鎌倉時代ではなく大正時代にできた2度目の切り通しです。


参道のあじさい



参道下方から門前を望む



参道下方から門前を望む



参道下方から門前を望む

極楽寺駅の改札口を出て、左方向に極楽寺切り通しを道なりに進んでいくと、右手に石段が見えてきます。

この石段を登り切った右手が成就院の山門です。

山門を過ぎると262株のあじさいが植えられている階段の上に出ます。

階段の上からはあじさいの咲いている参道及びその向こうに由比ガ浜の海岸線を眺めることができます。

まさに絶景です。


鎌倉のあじさいといえば「名月院」が有名ですが、最近人気の高いのが成就院のようです。

色とりどりのあじさいと海を展望できることが人気のようです。

成就院のあじさいは晴れの日がお勧めです。初夏の陽射しを感じながら眺める景色・・・・最高です。

鎌倉のあじさいの名所、明月院と成就院は、趣が全く異なり、二つを比較するのは難しいかと思います。


参道下方から門前を望む



参道下側の入口



参道下側の入口

あじさいの時期は成就院、長谷寺は朝8時から、名月院は朝8時30分から開門になります。

ただし、成就院ではこの時期は朝早くから開門してくれることがあります。

早朝開門を期待して7時20分頃に成就院に到着したところ、すでに2人の方が待っておられました。

しかしながら、この日はテレビの取材が入っており、肖像権の問題もあることから、開門は定時の8時でした。


成就院では参道の上から人影のない参道と由比ヶ浜の写真を撮るのが狙いですが、8時開門では無理かなと半ば諦めていました。

8時には多くの方が集まっておられましたが、皆さんの思いは同じようで、参道の上に並んで一斉に撮影を開始しました。

この日は参道の下側の開門が数分遅かったため、短時間でしたが、人影のない写真を撮影することができました。


参道のあじさい



参道のあじさい

今回は開門が8時だったため写真目的以外の観光客もすでに到着していて、開門後数分で参道を下りる人が出始め、しかも団体で記念撮影をしながら参道を下りますので、しばらくの間は大混雑の状況でした。

開門が20分程経過すると、参道も比較的空いてきてゆっくり撮影することができました。

「今年の成就院のあじさいは花つきが悪い」との情報がありましたが、確かには名の数が少なく、全体の景観はいまいちの感じでした。



参道のあじさい



アクセス(成就院)


江ノ島電鉄極楽寺駅から徒歩5分

江ノ島電鉄長谷駅から徒歩10分


関連のホームページ

 成就院


参道のあじさい



参道のあじさい



 長谷寺のあじさいへ



 明月院のあじさいへ


       風来坊


目次  TOP HOME