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長谷寺の紫陽花 (令和4年.6.13)


長谷寺は正式な名称を「海光山慈照院長谷寺」と号しています。
天平8年(736年)開創という鎌倉でも有数の古刹です。
開山は徳道上人、開基は藤原鎌足の孫にあたる藤原房前です。
本尊である十一面観音菩薩は、養老5年(721年)に徳道上人の本願によって、一本の楠の霊木から刻出された2体の観音像のうちの一つといわれています。
残る一体は大和の長谷寺の本尊です。
古来より板東三十三観音の第4番霊場として民衆の信仰をあつめ、「長谷観音」の通称で親しまれる尊像は総高9.18mあり、日本最大級の木彫観音だそうです。

長谷寺は、観音山の裾野に広がる下境内と、その中腹に切り開かれた上境内の二つに境内地が分かれています。
入山口でもある下境内は、妙智池と放生池の2つの池が配置され、その周囲を散策できる回遊式庭園となっております。
あじさいの時期には花菖蒲が出迎えてくれます。
上の境内には、本尊である十一面観音菩薩像(長谷観音)が安置される観音堂をはじめ、主要な諸堂宇が建ち並ぶほか、鎌倉の海と街並みが一望できる「見晴台」と、傾斜地を利用した「眺望散策路:アジサイの径(こみち)」があり、鎌倉でも有数の景勝地となっています。
この眺望散策路の周辺には約40種、約2500株のあじさいが群生しており、梅雨の季節には眺望はもとより「アジサイの径(こみち)」として、あじさいを楽しみながら散策できるようになっています。










今年はあじさいの開花が遅く、長谷寺では6月10日の5分咲きとの開花情報が提供されました。
その一方で明月院の紫陽花は見頃との情報でした。
少し早いかなと思いましたが、友人との約束もあり6月13日に訪ねました。

鎌倉のあじさいは人気が高く、見頃の時期は大変な混雑となり、長谷寺や明月院は入場制限のため1時間待ち、2時間待ちの状況になります。
したがって、鎌倉のあじさいは午前中の早い時間に訪ねることがお勧めです。
9時50分に長谷寺に到着すると入り口に「現在5分咲き」「アジサイの径20分待ち」との情報が掲示されていました。
昨年から「あじさいの小径」は別料金がかかるようになり、本堂前でチケットを購入する必要があります。
チケットに番号が書かれており、その番号になれば「あじさいの小径」に入ることができます。
400番でしたが、399番までが入門許可の状況で、10分程度であじさいの小径に入ることができました。1つの番号が50名程度に配布されている感じです。











「あじさいの小径」は、皆さん写真を撮りながら進みますし、あちこちで記念撮影もされますので、動きが遅くなりこれまでは早朝から混雑していました。
しかし、今年は整理券で入場制限をしているためか、あじさいの小径の混雑はそれほどでもありませんでした。
この日は午後2時頃には「あじさいの小径」整理券は販売中止になったそうです。

長谷寺では、「あじさいの径」の入り口付近には、珍しいあじさいがたくさん並べられており、あじさいを観賞しながら待つことができるようになっています。
また、本堂前の休憩所にも珍しいあじさいが展示されています。









アクセス(長谷寺)

 江ノ島電鉄「長谷駅」から徒歩5分。


入山料:400円
あじさいの小径:300円

駐車場
駐車料金は30分。300円です(予約はできません)。

関連するホームページ

 長谷寺

         風来坊

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