散策スポット:中部

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堂ヶ島洞窟巡り (令和元年、10.5)




西伊豆の海岸線はリアス式で変化に富み、数々の景観や天然の良港を作り出しています。

国立公園や名勝伊豆西海岸などの指定を受けた景勝地が多く存在しており、特に堂ヶ島の天窓洞や三四郎島は有名です。








昭和10年、天然記念物に指定された天窓洞は、凝灰岩でできている海触洞窟です。入口が東口、南口、西口と3つあり、特に南口から入る洞窟は幅も広く長さは147mにも達しています。中央は天井が丸く抜け落ちて天窓をなし、洞窟内に光が射しこんでいます。季節・時間・天候により水の色が様々に変化し、何度見ても感動する光景とのことです。

堂ヶ島を訪ねた10月5日は午前中は風が強くて洞窟内には入ることができなかったとのことですが、ラッキーにも午後は風が弱くなり洞窟内の素晴らしい景観を楽しむことができました。















象島、中ノ島、高島の3つの島からなる三四郎島は、海の干満の差により陸と地続きになるトンボロ現象が起きる不思議な島です。源氏の武者、三四郎が中ノ島に隠れ住み、彼と恋に落ちた小雪が引き潮の時の数時間、逢いに行ったという伝説も残っています。

干潮になると幅約三十メートルの浜ができあがり、足をぬらさずに三四郎島に渡ることができます。また、満潮時には水面下に隠れてしまい、その上を小さな舟が自由に往来することができます。このように浜の両側からの波よってできる海岸を、砂州といって、天の橋立や博多の中道でも見られます。
磯の海岸は珍しく、さらに潮の干潮によって浮き沈みする浜は極めて珍しい現象です。昭和59年9月に県の天然記念物に指定され、『瀬浜渡るにゃ干潮いおいで、満ちりゃ想い もとどきゃせぬ』と、堂ヶ島小唄にも歌われており、磯遊びには格好の場所です。





この日は三四郎島との間の海岸は干潮時でも水深が1m以上あるとのことで残念ながら渡ることができませんでした。

        風来坊





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