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高幡不動尊のヤマアジサイ (2019.5.28)



高幡不動尊は関東三大不動尊の一つに数えられています。
高幡不動尊の草創は、古文書によれば大宝年間(701年)以前とも、あるいは奈良時代行基菩薩の開基とも伝えられているようです。
しかし、約1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まるというのが正しいようです。

建武2年(1335年)8月4日夜の大風によって山中の堂宇が倒壊したので、時の住僧儀海上人が、康永元年(1342年)に麓に移し建てたのが現在の不動堂で関東稀に見る古文化財です。
不動堂の本尊、丈六不動三尊(国重文)は総重量1100キロを超える巨像で、古来日本一と伝えられています。

四千数百坪の境内と、接続する山林と合わせて三万坪からなる敷地は、千本の緑に包まれているといわれています。
高幡不動は初詣で1年が始まり、毎月28日の縁日、12月28日の納めの不動まで1年を通して、節分会、萬灯会などの行事に加え、四季を彩るあじさい祭り、紅葉祭り、菊祭りなどの催しも行われおり、年間200万人もの参詣者が訪れるそうです。



くれない



土佐南風



瀬戸の鶴姫



瀬戸の鶴姫



涼香



涼香


高幡不動尊では毎年6月初旬から7月上旬まであじさい祭りが開催されますが、今年も6月1日(土)〜6月30日(日)の間、「第36回あじさいまつり」が開催されます。

高幡不動尊の境内入り口の横断幕には、あじさい祭りの開催期間の横に「山あじさいの見頃は5月下旬からです」と書かれています。
多摩丘陵の自然を残す境内には、約3300株の自生の山あじさいのほかに、全国から寄せられた約250種、1000株の様々な山あじさいが植えられており、西洋あじさいを合わせて約7800株のあじさいが咲き乱れます。



土佐美玲



千代の光



白雪姫



天使のえくぼ



胡蝶の舞



黒姫アジサイ



シチダンカ



井内絣


今年は4月〜5月に寒波が来襲した関係から、桜の開花は早かったものの満開が遅くかつ見頃が長いという特徴がありました。この寒波の影響で高幡不動尊のヤマアジサイの開花は例年波だったようです。
5月28日に訪ねたところ、見頃過ぎのヤマアジサイもありましたが、全体としては見頃一歩前という感じでした。

高幡不動尊を訪ねると境内に「高幡不動尊境内略地図」が置かれていますが、この時期の略地図は「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」になっています。
あじさいマップには「可憐な山あじさい」「あじさい・がくあじさい」の咲いている場所が区分して表示されています。

「紫色の部分があじさい・がくあじさいの咲いているエリア」「紫色の中に白い斑点が付いている部分が山あじさいの咲いているエリア」と区分されていますが、同じ紫色で表示されているため、よほど気をつけてみないとエリアの区分がわかりません。
山あじさいに興味を持っている人でないと、この区分けまでは見ないようです。



土佐の楽園



波しぶき







土佐童



よさこい踊り



星花火


高幡不動尊に置かれているあじさいマップを見ると、「あじさい・がくあじさい」は山内八十八ヶ所巡拝路の全経路に沿って植えられています。
山内八十八ヶ所は高幡不動尊山内に設けられた、四国八十八ヶ所霊場のうつしです。
高幡不動尊には、山内八十八ヶ所を仮想巡礼できるコースが設けられているのです。

五重塔のそばの、山あじさいの植えられている一角に、山内八十八ヶ所めぐりの入口があります。
最初は山あじさいの植えられているエリアですが、そこを過ぎると緩やかな坂道となります。案内板にしたがって散策すれば、あじさいを観賞しながら山内八十八ヶ所めぐりができる仕組みです。
上り下りが多いですが、約40分程度で廻ることができます。

一方、「山あじさい」は「四季の道」に沿って、比較的集中して植えられており、3カ所の「山あじさい園」が設けられています。
「山あじさい」を見る場合は、「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」を見ながら、山内八十八ヶ所巡拝路の一つ下段の道に沿って散策する必要があります。



豊紫紅



リオの夢



楊貴妃



土佐の大盃



九重の花吹雪



流星光


アクセス
京王線高幡不動駅から徒歩3分
モノレール高幡不動駅から徒歩7分

拝観料
無料

関連のホームページ

 高幡不動尊金剛寺


     風来坊


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