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目黒雅叙園 和のあかり2019 (令和元年.7.8)


目黒雅叙園は昭和6年(1931年)に料亭として開業しました。また、日本国内最初の総合結婚式場でもありました。
本格的な北京料理や日本料理を供する料亭でしたが、メニューに価格を入れるなど当時としては斬新なアイディアで、政治家、華族層以外の一般市民の利用者を増やしました。
また、中華料理店で一般に見られる円形のターンテーブルも創業者の細川力蔵が考案し、その後中国に伝わったという説もあります。

木造(旧館)の目黒雅叙園は太宰治の小説『佳日』にも登場します。
絢爛たる装飾を施された園内の様子は「昭和の竜宮城」とも呼ばれていました。
「百段階段」は通称で、かつての目黒雅叙園の3号館で、昭和10年(1935年)に建造され、目黒雅叙園で現存する唯一の木造建築です。

食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。
階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用しています。
階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。

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昭和の竜宮城"と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。
その豪華な装飾は桃山風、さらには日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものともいえ、その装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。
平成21年(2009年)3月、東京都の有形文化財に指定されました。





目黒雅叙園の百段階段における企画展で一番人気のある「和のあかり展」の第5弾、「和のあかり百段階段2019」が、7月6日(土)~9月1日(日)の間、開催されています。
今年の「和のあかり」のテーマは「心の色彩」です。


十畝の間







漁樵の間









草丘の間










静水の間








星光の間






清方の間







頂上の間








関連のホームページ

 目黒雅叙園「和のあかり×百段階段」

アクセス

 目黒駅から徒歩5分


     風来坊


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