神奈川県の北西部にある開成町のあしがり郷「瀬戸屋敷」では、今年も2月16日(土)〜3月3日(日)の間、「瀬戸屋敷ひなまつり」が開催されました。
あしがり郷「瀬戸屋敷」のある開成町北端の「金井島」地区は、農業地域として縦横に張り巡らせた水路を活用した水田と畑地が広がっています。
6月に「開成あじさい祭」が開催される場所です。
この一画に遠くからでも目立つ大きな屋敷林に囲まれた屋敷があります。
江戸時代からこの地区の名主職を代々務めてきた瀬戸家です。
築300年の歴史を誇るこの屋敷が、瀬戸家から開成町に寄贈され、その後復元等を経て平成17年5月に「あしがり郷瀬戸屋敷」として一般に公開されました。
瀬戸屋敷では、古民家として開放しているほかに、さまざまなイベントが開催されています。
ひなまつり、端午の節句、七夕、十五夜などの年中行事、瀬戸屋敷を学校の校舎に見立てた生涯学習講座「あしがり学校」、地域のサークル団体が子供たちに紙芝居、語りを披露する「蔵ひろば」を中心に、映画会、コンサート、展覧会の会場としても使用され、多くの人びとが集う場、文化の発信も担える場所として活用されています。
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