根津神社は今から1900年余の昔、日本武尊が千駄木の地に創祠したと伝えられる古社です。
文明年間には太田道灌が社殿を奉建しています。
現在の社殿は、宝永3年(1706年)の創建です。
江戸時代の宝永2年(1705年)5代将軍綱吉は世継ぎが兄綱重の子・綱豊(6代家宣)に定まった際に、氏神根津神社にその屋敷地を献納、世に天下普請と言われる大造営を行いました。
権現造りの社殿、唐門、楼門、透塀など7棟の建物は、現在もそのまま残り、国の重要文化財に指定されています。
つつじ苑は、境内地となる以前に、徳川綱重(5代将軍綱吉の兄)が屋敷の庭につつじを植えたことに始まり、350年の歴史があります。
7000坪の神苑は、世につつじヶ岡と呼ばれる府内の名勝でした。
現在も境内には約2000坪のつつじ苑があり、約100品種、3000株のつつじが色とりどりに咲き移ります。
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