清方の間には、九谷焼の上出長右衛門窯の作品が展示されています。明治12年(1879年)創業以来130年、昔ながらの手仕事で、日々の食器から茶陶まで、一点一線、丹精を込めて伝統を現代まで守り続けています。
また、「笛吹電影楽團」の展示では、上出長右衛門窯を代表する絵柄のひとつ「笛吹」が気持ちよく笛を吹いていると、それを邪魔するかのように突然ピアノやギターなどが現れて音を掻き鳴らします。はじめは困り顔の笛吹きでしたが、そのうち怒り出します。
磁器に絵付けされた青い染付を表現した色合いと、移りゆく風景、そして大きな湯呑みに映し出された笛吹きの表情を楽しむことができます。
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