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目黒雅叙園・和のあかり
秋田竿燈まつり
柳井金魚ちょうちん祭り
目黒雅叙園は昭和6年(1931年)に料亭として開業しました。また、日本国内最初の総合結婚式場でもありました。 本格的な北京料理や日本料理を供する料亭でしたが、メニューに価格を入れるなど当時としては斬新なアイディアで、政治家、華族層以外の一般市民の利用者を増やしました。 また、中華料理店で一般に見られる円形のターンテーブルも創業者の細川力蔵が考案し、その後中国に伝わったという説もあります。
木造(旧館)の目黒雅叙園は太宰治の小説『佳日』にも登場します。 絢爛たる装飾を施された園内の様子は「昭和の竜宮城」とも呼ばれていました。 「百段階段」は通称で、かつての目黒雅叙園の3号館で、昭和10年(1935年)に建造され、目黒雅叙園で現存する唯一の木造建築です。
美濃和紙あかりアート
食事を楽しみ、晴れやかな宴が行われた7部屋を、99段の長い階段廊下が繋いでいます。 階段は厚さ約5cmのケヤキ板を使用しています。 階段で結ばれた各部屋はそれぞれ趣向が異なり、各部屋の天井や欄間には、当時屈指の著名な画家達が創り上げた美の世界が描かれています。
"昭和の竜宮城"と呼ばれた目黒雅叙園の建物の特徴は、装飾の破格な豪華さにあります。 その豪華な装飾は桃山風、さらには日光東照宮の系列、あるいは歌舞伎などに見られる江戸文化に属するものともいえ、その装飾の美しさから見ても、伝統的な美意識の最高到達点を示すものとされています。 平成21年(2009年)3月、東京都の有形文化財に指定されました。
長崎ランタンフェスティバル
目黒雅叙園の夏のイベント「和のあかり☓百段階段」が、7月1日(土)~8月27日(日)の間、開催されています。 今年の「和のあかり」のテーマは「あかりを落とした文化財を灯す、日本の色彩、日本の意匠」です。
大島神社と神輿
目黒雅叙園の正面玄関を入ったところが「和のあかり」の展示会受付です。 「和のあかり」の展示は百段階段ですが、正面玄関からカフェラウンジやレストランに行く途中の「招きの大門」には、「秋田竿燈まつり」「美濃和紙あかりアート」「柳井金魚ちょうちん祭り」「長崎ランタンフェスティバル」「大島神社と神輿」の展示が行われていました。 通路に展示されていますので、無料で楽しむことができます。
百段階段
無方の空に
受付を終了してエレベーターで3階に上がり、少し進むと前方に百段階段が伸びています。 「百段階段」は通称で、実は99段です。 今年は百段階段にお雛様が展示されていました。
関連のホームページ 目黒雅叙園「和のあかり」 アクセス 目黒駅から徒歩5分 坂道のため目黒駅から無料送迎バスも運行されています。
百段階段の飾り付け
目黒雅叙園 和のあかり その2へ 目黒雅叙園 和のあかり その3へ 風来坊