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開成町のあじさい (H29.6.10)

あじさいの里


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

足柄郡開成町は神奈川県で一番小さな町です。

開成町はあじさいの名所として有名です。

今年も6月3(土)〜11日(日)の間、「開成町あじさいまつり」が開催されました。

今年で30回目です。



あじさいの里


開成町あじさいまつりが開催されている場所は「あじさいの里」と呼ばれています。

この「あじさいの里」がある開成町北部地域は、農業振興地域ですが、水路やほ場が未整備で、農業経営の合理化に支障をきたしていたため、昭和53年から農業基盤総合整備事業が実施されました。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

ほ場整備事業は、農地と用排水路、農道等を農作業がしやすいように一体的に整備するとともに、換地を効果的に取り入れ、零細で分散していた農地を集団化することで、効率的な営農ができることを目的としています。

また、ほ場整備に併せて非農用地の創設や 再配置を行うことによって、地域の計画的な土地利用が可能となるなど、農村地域の総合的な 社会資本整備の役割も果たしています。



あじさいの里



あじさいの里


北部地域のうち、上島・金井島地区のほ場整備(17ヘクタール)は昭和58年に完成しました。

ほ場整備により、水田、畑、農道や用水路が整然と整備され、農作業には非常に便利になりましたが、施工前の自然の景観が失われてしまいました。

そこで、今までのあじさいの名所にはない田園とあじさいの風景を作ろうと昭和58年から水田地帯の農道・水路沿いに約5000株のあじさいを植栽しました。植栽対象面積は17ヘクタール(東京ドーム約3.6個分)で、植栽延長は10.6kmに及んでいます。

こうして、田植え直後の緑一色に染まった田園とあじさいの花が虹色に咲き誇るあじさいの里が開成町に誕生しました。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

あじさいの株がおおきくなった昭和63年、あじさいを見に訪れる人が予想外に多いことから、あじさいの里を会場にした第1回開成町あじさいまつりを開催し、現在に至っています。

あじさいまつりは、人と人とのふれあいと交流、地域や産業の発展につなげるとともに開成町の魅力を広く発信していくことを目的に開催されています。


開成町のあじさいの里には、各地のあじさい名所にはない風景が広がっています。

本来は山あいの半日陰の場所が適しているといわれるあじさいを広々とした田園で育てるのには、実はとても手間がかかるのです。

植栽から遅霜対策、草刈、水やり、剪定など、あじさいまつりに向けてきれいな花を咲かせるための様々な作業は、開成町の住民をはじめとするあじさい研究会・老人会・いきいき水やり隊などのボランティアの協力のたまものです。

その中のひとつが「あじさいの里親」です。親代わりにとなって、あじさいを愛情いっぱいに育てている方々です。「あじさいの里親」の募集も行われています。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

今年はあじさいの開花が遅く、「あじさいまつり」の期間中には見頃を迎えない感じでしたが、思い切って晴天が予想される6月10日(土)に出かけることにしました。

開成町の「あじさいまつり会場」は、「あじさいの里」「あしがり郷瀬戸屋敷」「岡野あじさいの里」の3つで構成されています。

今年はあじさいの開花が遅いことから、この3つの会場に加え、「山アジサイ小苑」も訪ねることにしました。



あじさいの里



あじさいの里


バスの停留所「吉田神社入り口」の傍から案内にしたがって「JAかながわ西湘」の建物を右手に見て100m程進むと「開成あじさいの里」です。

「開成あじさいの里」は、ほ場整備により整然と区画整理された田畑が拡がっており、農道も真っ直ぐに延びています。


あじさいの里



あじさいの里

田畑を碁盤の目のように区切る道や水路があり、それに沿って5000株のアジサイが植えられています。

水田には稲が植えられており、のどかな田園風景とあじさいとが見事にマッチしています。

あじさい祭りの期間は大変な混雑になりますので、この日は9時45分に「開成あじさいの里」に到着しました。



あじさいの里


「開成あじさいの里」入口に立つと、ラッキーにも左前方に富士山を見ることができました。

「開成あじさいの里」は、10時から農道が歩行者天国になりますが、この日はすでに歩行者天国となっていました。

平日にもかかわらず朝早くから多くの方が訪れていました。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

開成町の「あじさい祭」は、「開成あじさいの里」「岡野あじさいの里」「あしがり郷瀬戸屋敷」の3つに分かれていますが、「開成あじさいの里」がメインです。

「開成あじさいの里」には、いくつかの休憩所が設けられており、それぞれの休憩所で買い物や休憩・食事ができるようになっています。

お弁当も販売されています。



あじさいの里



あじさいの里


あじさい祭開催期間中は、さまざまなイベントが行われます。

しかも、これらのイベントは「開成あじさいの里」のメイン会場で開催されますので、多くの観光客は「開成あじさいの里」のあじさいを見ると帰られるようで、「あしがり郷瀬戸屋敷」や「岡野あじさいの里」まで足を運ぶ人は少ないです。

特に、「岡野あじさいの里」には殆どの方が訪れないようです。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里

「開成あじさいの里」のほぼ中央付近にある、「したしみ通り(アナベル通り)」にはアナベルが植えられています。

近年人気のアナベルですが、開成町のアナベルも比較的最近植えられたものです。

開成町のアナベルは開花が早く、今年もすでに見頃を迎えていました。



あじさいの里



あじさいの里


アクセス

小田急線新松田駅・JR松田駅から徒歩25分。

小田急線新松田駅・JR松田駅から関本行きバスで「吉田神社入り口」下車。バス乗車時間は5分。

シャトルバス

「開成町あじさい祭」の期間中は、小田急線開成駅西口からシャトルバスが運行されています。

1時間に3本で、片道150円。


あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里



あじさいの里・ダンスパーティー

駐車場

臨時駐車場が開設されています。500円
会場付近は駐車場が少なく、交通規制もされるので、公共機関利用がお勧めです。

入場料
:無料

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     風来坊


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