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三浦海岸の河津桜
河津桜は早咲きで知られ、花の色がソメイヨシノよりも桃色が濃く、花期が1か月間と長いのが特長です。 名前のとおり伊豆の河津が有名ですが、三浦半島でも1000本の河津桜が、三浦海岸駅から小松ヶ池公園までの京浜急行の線路沿いに、約1kmにわたって植えられています。
特に三浦海岸から三崎口に向かう線路沿いには河津桜のほか、菜の花も同時に咲き誇り、晴れた日には青空とピンクと黄色の3色のコントラストがとても綺麗です。 都心から近い河津桜の新名所として、例年多くの観光客で賑わいをみせています。 昨年は30万人が三浦海岸の河津桜を見に訪れたとのことです。 今年も2月11日(土)〜3月12日(日)の間、第15回三浦海岸桜まつりが開催されています。
三浦海岸の河津桜は、「三浦海岸まちなみ事業協議会」という、有志のグループが三浦海岸地区を元気づけようとして、平成11年から植裁をはじめました。 「三浦海岸桜まつり」は平成14年からはじめられました。 「三浦海岸まちなみ事業協議会」は、三浦海岸周辺の商店主らが中心となって活動している町おこしの団体です。
今年は暖冬の影響で河津桜の開花が早く、三浦海岸桜まつりのメイン会場である、三浦海岸駅〜三崎口駅沿線の河津桜も2月2日に3分〜4分咲き、2月6日(月)には7分咲き〜8分咲きとなりました。その後寒波の来襲で開花がストップした感じで、2月8日(水)でも7分咲き〜8分咲きの状況でした。 その後、今年最強の寒波来襲ということで、2月9日(木)は吹雪となりました。
三浦海岸の河津桜と富士山と海
河津桜は8分咲きの頃が一番綺麗だといわれており、少し早いかなと思いましたが2月11日(土)に訪ねることにしました。 三浦海岸駅に到着すると、駅前の河津桜はすでに満開でした。 本日から桜まつり開始ということで、駅前にテント村が設置されていました。 ここでは、軽食や飲み物、地元特産品、桜おこし、大根焼酎などの販売が行われています。
小松ヶ池の河津桜
テント村を横目に見て、三浦海岸駅から提灯やのぼり旗を目印に10分程歩くと、桜まつりの会場に到着です。 この日は桜祭りの初日の土曜日ということもあり、朝早くから多くの方が見に来られていました。
会場入口から京浜急行の線路に沿って遊歩道があります。 伊豆の河津町に較べるとやや狭い遊歩道ですが、ここが桜まつりの会場です。 遊歩道に沿って菜の花と河津桜のコラボレーションが続いています。 また、ときどき赤色の京浜急行の電車が通過し、彩りに花を添えてくれます。
遊歩道の桜は植裁されて20年足らずですが、見事に成長し、伊豆の河津桜と変わらないくらい見事な花を咲かせています。 会場入口から京浜急行の線路沿いの遊歩道を500mほど進むと、右側に小松ヶ池の入口があります。
小松ヶ池の入口の少し手前の左側の坂道を登ると京浜急行の線路の上を渡ることができます。 この陸橋の上が、三浦海岸の河津桜と京浜急行の電車を撮影できる最大の景観スポットです。 陸橋の上は金網が張られているため、金網の南側はカメラの砲列ができていました。
また、陸橋の10mほど手前から左手の丘の上に登ると富士山と河津桜と海を撮影できるスポットです。 この日は10時前から雲がかかりはじめましたが、それでも富士山を見ることができてラッキーでした。 この場所はあまり知られていないようで、比較的空いています。
陸橋を渡り案内にしたがって500mほど進むと小松ヶ池公園です。 小松が池公園は、約3.7haの公園ですが、三浦半島有数の渡り鳥の飛来地である1.5haの溜池があり、野鳥、昆虫類、植物などの自然生態を観察できるとのことです。 渡り鳥としては、ゴイサギ、コサギ、オナガガも、ヒドリガモ、カイツブリなどを見ることができるようです。
小松ヶ池公園では池に写る桜を撮影できます。 小松が池の桜は開花が少し遅れているようで、見頃一歩前でした。 10時過ぎに到着したためか、小松ヶ池付近はまだ空いていました。
アクセス 京浜急行「三浦海岸駅」から徒歩10分。 駐車場はありますが、桜まつりの時期は大混雑のようです。 入場料:無料
関連するホームページ 三浦市観光協会 風来坊