散策スポット:横浜

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世界のクリスマス その3 (H28.12.11&12.14)

山手68番館 ブラジルのイルミネーション



山手68番館は、「ブラジルのクリスマス」です。

寒い冬の日本のクリスマスとは違い、ブラジルのクリスマスは夏の真っ只中です。リオオリンピック&パラリンピックで大いに盛り上がったブラジルは、世界最大のカソリック教国。クリスマスは1年の中で最も大切なイベントです。



装飾:NPO法人 ABCジャパン






山手68番館は、昭和9年に建てられた平屋建てで、下見板張りと開放ベランダをもつバンガロースタイルの外国人向け賃貸住宅の一つです。

現在は、日本で最初にテニスコートが設けられた場所である山手公園内のテニスコートのクラブハウス、管理事務所として再生・利用されています。




山手68番館は、10年前から「世界のクリスマス」に参加しています。

山手68番館は、クラブハウスの一室のみを使った飾り付けです。規模は大きくありませんが、なかなか素敵な雰囲気で楽しませてくれます。


ブラフ18番館 イタリアのクリスマス



ブラフ18番館は、「イタリアのクリスマス」です。

イタリアでは11月後半から徐々にクリスマス市が開かれ、12月に入ると、本格的なクリスマスの準備が始まります。

24日の深夜は各地の教会でミサが行われ、25日(クリスマス)と26日(サント・ステファノの日)は祝日となります。

イタリア人にとって、クリスマスは一番大切なイベントであり、家族で一緒に過ごす期間です。

クリスマスの飾り付けは翌年1月6日(エピファニア)まで続きます。






装飾:ブロッサム・オブ・ナオココーディネートスクール校長 落合なお子




ブラフ18番館は、大正末期に山手町45番地に建てられた外国人住宅です。

戦後は天主公教横浜地区(現カトリック横浜司教区)の所有となり、カトリック山手教会の司祭館として平成3年まで使用されてきました。

建物は木造2階建てです。1、2階とも中廊下型の平面構成で、フランス瓦の屋根、暖炉の煙突、ベイウィンドウ、上げ下げ窓と鎧戸、南側のバルコニーとサンルームなど、震災前の外国人住宅の特徴がみられます。





平成3年に横浜市が部材の寄付を受け、現在地に移築復元しました。

館内は震災復興期(大正末期〜昭和初期)の外国人住宅の暮らしを再現し、元町で製作されていた当時の横浜家具を復元展示しています。

平成5年から一般公開されています。


外交官の家 日本のクリスマス



外交官の家は、「日本のクリスマス」です。

昭和の頃から、日本人にとってクリスマスは西洋への「あこがれ」として年中行事に加えられました。

商業施設では11月からクリスマスツリーが飾られ、クリスマスケーキが販売されます。

今回は「私の部屋のクリスマス」をテーマに、一針一針、刺繍をしながらオーナメントやタペストリー、靴下、テーブルクロスなどを作り、クリスマスを心待ちしている、ノスタルジックで温かい、家庭のクリスマスを装飾します。






装飾:水島刺繍教室主宰 水島照子




外交官の家は、明治43年、明治政府の外交官・内田定槌の私邸として、アメリカ人建築家J.M.ガーディナーの設計により、東京渋谷の南平台に建てられたものです。

木造2階建てで塔屋がつき、天然スレート葺きの屋根、下見板張りの外壁で、アメリカンビクトリア様式で建てられています。



平成9年(1997年)に、横浜市は、内田定槌氏の孫にあたる宮入氏からこの館の寄贈を受け、山手イタリア山庭園に移築復元し、一般公開しました。

そして同年、国の重要文化財に指定されました。



室内は家具や調度類が再現され、当時の外交官の暮らしを体験できるようになっています。

寝室から続く八角形のサンルームは、陽子夫人がプライベートルームとして使っていました。

陽の光がふんだんに射し込むガラス張りのサンルームは西洋館に共通の特徴的な部屋といえます。

屋外に出る扉もなく、室内というよりも屋外として捉えられていたようです。





アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分
外交官の家、ブラフ18番館:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分

入館料

世界のクリスマスは全館無料です。


関連するホームページ

 横浜山手西洋館





世界のクリスマスその1(山手111番館、横浜市イギリス館)へ



世界のクリスマスその2(山手234番館、エリスマン邸、べーリック・ホール)へ


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