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世界のクリスマス その1 (H28.12.11&12.14)

横浜イギリス館 イギリスのクリスマス


横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館

クリスマス!

日本では家族と過ごすクリスマスというよりも、カップルで過ごす年末の一大イベントというイメージが浸透しているようですが、じつはこれは日本だけなのです。

そもそもクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝うキリスト教のお祭りのことです。

キリスト教徒の多いヨーロッパでは、昔から宗教行事としてクリスマスを祝ってきています。



横浜イギリス館



横浜イギリス館


クリスマスイブからクリスマス当日にかけてお祝いする国が多いようです。

ミサでお祈りをしたり、家族とクリスマスディナーを囲んで過ごしたり・・・・・このような素朴なクリスマスが一般的なようです。

聖なる夜はファミリーで静かに祝うというのが欧米のクリスマスで、日本のお正月の雰囲気といえるかもしれません。


横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館

こうした世界のクリスマスの様子を楽しむことができるのが、毎年横浜山手西洋館で開催されている「世界のクリスマス」です。

山手本通り沿いの3つの公園には、7つの洋館が保存公開されています。 港の見える丘公園には横浜市イギリス館・山手111番館が、元町公園にはベーリック・ホールとエリスマン邸と山手234番館が、山手イタリア山庭園には外交官の家・ブラフ18番館があります。

各館では見学の他、季節に合わせたイベントを開催しています。



横浜イギリス館



横浜イギリス館


「世界のクリスマス」はこうしたイベントの一つで、横浜市緑の協会が各西洋館のテーマ国を決めて、それを元に各西洋館がそれぞれ国の特徴的なクリスマス装飾と文化の紹介を行うイベントです。

今年は横浜山手西洋館7館と山手68番館の8館で行われました。

「世界のクリスマス」は今年が17回目の開催です。


横浜イギリス館



横浜イギリス館

今年の「世界のクリスマス2016」は、12月1日(木)〜12月25日(日)の間、開催されています。

開館時間は9時30分〜17時です。

ただし、土曜日と祝日は18時まで開館時間が延長されますので、光の灯った飾り付けを楽しむことができます。



横浜イギリス館


また、関連イベントとして、11月25日(金)〜12月31日(土)の間は、日没から23時まで山手西洋館のイルミネーションが行われます。

さらに、12月23日(金・祝)は、日没から20時の間、山手イタリア山庭園でキャンドルガーデンのイベントが開催されます。


横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館

横浜市イギリス館は、「イギリスのクリスマス」です。

イギリスが最も栄華を誇っていたヴィクトリア女王時代に、イギリスで今のようなクリスマスの習慣が確立されました。

特にクリスマスツリーの伝統は、ヴィクトリア女王の夫君であるアルバート公の故郷ドイツから持ち込まれました。

今年の横浜イギリス館のクリスマスは、ヴィクトリアンスタイルのクリスマスを家族や友人たちと祝う邸宅として華やかに演出します。



横浜イギリス館



横浜イギリス館


装飾はDesign Team Liviu です。


横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館

横浜市イギリス館は、昭和12年に英国総領事公邸として現在地に建てられました。

鉄筋コンクリート2階建てで、広い敷地と建物規模は、東アジアにある領事公邸の中でも、上位に格付けされていました。



横浜イギリス館


 

横浜イギリス館



玄関脇にはめ込まれた王冠入りの銘版
(ジョージY世の時代)や、正面脇の銅板(British  Consular  Residence)が、旧英国総領事公邸であった由緒を示しています。

昭和44年(1969年)に横浜市が取得し、1階ホールはコンサートに、2階集会室は会議等に利用されています。

横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館



横浜イギリス館

平成2年に横浜市指定文化財に指定されました。

平成14年にリニューアルを行い資料展示室等が設けられ、一般見学できるようになりました。

建物の周りにはローズガーデンも整備され、バラの季節には特に美しい景観が楽しめます。


山手111番館 スウェーデンのクリスマス


山手111番館



山手111番館



山手111番館

山手111番館は、「スウェーデン王国のクリスマス」です。

スウェーデンのクリスマスは日本のお正月のように離れて暮らす家族が集まって25日までの3日間、のんびりと過ごします。

食事はユールボードというスウェーデン伝統料理をビュッフェスタイルでいただき楽しみます。



山手111番館


山手111番館


装飾は、食空間提案集団La-Masaです。


山手111番館



山手111番館



山手111番館



山手111番館

山手111番館は、大正15年(1926年)アメリカ人 J.. ラフィン氏の住宅として現在地に建てられました。

ワシン坂通りに面した広い芝生を前庭とし、ローズガーデンを見下ろす建物は、ベーリック・ホールを設計したJ.H.モーガン氏です。



山手111番館



山手111番館


大正9年(1920年)に来日したモーガンは、横浜を中心に数多くの作品を残していますが、山手111番館は彼の代表作の一つと言えるものです。

赤い瓦屋根に白壁の建物は地階がコンクリート、地上が木造2階建ての寄棟作りです。

創建当時は、地階部分にガレージや使用人部屋、1階に吹き抜けのホール、厨房、食堂と居室、2階は海を見晴らす寝室と回廊、スリーピングポーチを配していました。


山手111番館



山手111番館


山手111番館



山手111番館



山手111番館

横浜市は、平成8年(1996年)に敷地を取得し、建物の寄贈を受けて保存、改修工事をおこない平成11年(1999年)から一般公開しています。

館内は昭和初期の洋館を体験できるよう家具などを配し、設計者モーガンに関する展示等も行っています。

ローズガーデンから入る地階部分は、喫茶スペースとして利用されています。



山手111番館



山手111番館


山手111番館


アクセス

山手111番館、イギリス館:みなとみらい線元町駅から徒歩約10分

外交官の家、ブラフ18番館
:JR根岸線石川町駅から徒歩約5分

入館料

世界のクリスマスは全館無料です。

関連するホームページ

 横浜山手西洋館


山手111番館



山手111番館


山手111番館



山手111番館



山手111番館



山手111番館



山手111番館


世界のクリスマスその2(山手234番館、エリスマン邸、べーリック・ホール)へ



世界のクリスマスその3(山手68番館、外交官の家、ブラフ18番館)へ




       風来坊


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