散策スポット 東京近郊

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高幡不動尊のヤマアジサイ (H28.5.23)


美方八重



美方八重



美里紫



土佐游蝶

高幡不動尊は関東三大不動尊の一つに数えられています。

高幡不動尊の草創は、古文書によれば大宝年間(701年)以前とも、あるいは奈良時代行基菩薩の開基とも伝えられているようです。

しかし、約1100年前の平安時代初期に慈覚大師円仁が、清和天皇の勅願によって当地を東関鎮護の霊場と定めて山中に不動堂を建立し、不動明王をご安置したのに始まるというのが正しいようです。


建武2年(1335年)8月4日夜の大風によって山中の堂宇が倒壊したので、時の住僧儀海上人が、康永元年(1342年)に麓に移し建てたのが現在の不動堂で関東稀に見る古文化財です。

不動堂の本尊、丈六不動三尊(国重文)は総重量1100キロを超える巨像で、古来日本一と伝えられています。


日向紅



天使のえくぼ


土佐大盃



剣の舞



剣の舞



羽衣の舞



伊予の乱れ髪

四千数百坪の境内と、接続する山林と合わせて三万坪からなる敷地は、千本の緑に包まれているといわれています。

高幡不動は初詣で1年が始まり、毎月28日の縁日、12月28日の納めの不動まで1年を通して、節分会、萬灯会などの行事に加え、四季を彩るあじさい祭り、紅葉祭り、菊祭りなどの催しも行われおり、年間200万人もの参詣者が訪れるそうです。


高幡不動尊では毎年6月初旬から7月上旬まであじさい祭りが開催されますが、今年も6月1日(水)〜7月7日(木)の間、「第33回あじさいまつり」が開催されています。

高幡不動尊の境内入り口の横断幕には、あじさい祭りの開催期間の横、「山あじさいの見頃は5月下旬からです」と書かれています。

多摩丘陵の自然を残す境内には、約3300株の自生の山あじさいのほかに、全国から寄せられた約250種、700株の様々な山あじさいが植えられており、西洋あじさいを合わせて約7500株のあじさいが咲き乱れます。


岩見ナデシコ



横浪の月


瀬戸の鶴姫







紅剣



白雪姫



九重の王冠

高幡不動尊のあじさいの開花情報では、5月11日に「今年のあじさいの開花は1週間ほど早く推移しており、山あじさいは5月下旬から見頃の見込みです」との情報があり、5月16日には「山あじさいが咲き始めました。種類によってかなり花を付けているのがあります」との情報がありました。


5月21日に鎌倉の光則寺に山あじさいを見に行ったところ、すでに見頃を迎えていましたので、5月23日に高幡不動を訪ねました。

高幡不動尊でもすでに山あじさいが見頃を迎えました。

後日、高幡不動尊の開花情報をチェックすると、5月23日に「例年より1週間早く山あじさいが見頃になりました」との情報がありました。

ちょうど良い時期に訪ねることができたようです。


爽風



千代の光


伊予の十字星



土佐紺青



土佐紺青



白鳥



土佐小紋




井内絣

高幡不動尊を訪ねると境内に「高幡不動尊境内略地図」が置かれていますが、この時期の略地図は「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」になっています。

あじさいマップには「可憐な山あじさい」「あじさい・がくあじさい」の咲いている場所が区分して表示されています。


「紫色の部分があじさい・がくあじさいの咲いているエリア」「紫色の中に白い斑点が付いている部分が山あじさいの咲いているエリア」と区分されていますが、同じ紫色で表示されているため、よほど気をつけてみないとエリアの区分がわかりません。

山あじさいに興味を持っている人でないと、この区分けまでは見ないようです。


土佐南風



土佐の蛍


波しぶき



七段花



七段花



深山八重紫



伊予のさみだれ

高幡不動尊に置かれているあじさいマップを見ると、「あじさい・がくあじさい」は山内八十八ヶ所巡拝路の全経路に沿って植えられています。

山内八十八ヶ所は高幡不動尊山内に設けられた、四国八十八ヶ所霊場のうつしです。

高幡不動尊には、山内八十八ヶ所を仮想巡礼できるコースが設けられているのです。




小町絞り



小町絞り



胡蝶の舞



くれない


五重塔のそばの、山あじさいの植えられている一角に、山内八十八ヶ所めぐりの入口があります。

最初は山あじさいの植えられているエリアですが、そこを過ぎると緩やかな坂道となります。案内板にしたがって散策すれば、あじさいを観賞しながら山内八十八ヶ所めぐりができる仕組みです。

上り下りが多いですが、約40分程度で廻ることができます。


小町絞り



桃花


伊予の薄墨



涼香



土佐美玲



伊予絣



伊予絣



天使のえくぼ

一方、「山あじさい」は「四季の道」に沿って、比較的集中して植えられており、3カ所の「山あじさい園」が設けられています。

「山あじさい」を見る場合は、「山内八十八ヶ所とあじさいマップ」を見ながら、山内八十八ヶ所巡拝路の一つ下段の道に沿って散策する必要があります。



普賢の華


楊貴妃



土佐の茜空



武蔵野



日向紺青


高幡不動尊のやまあじさいは、これまでは「四季の道」に沿って設けられている、山の斜面がメインで、「山あじさい園」もこのエリアに設けられています。

しかしながら、近年は230年ぶりに再建された大師堂や聖天堂の周りに数多くの山あじさいが植えられています。

高幡不動尊の山あじさいは地植えがメインですが、大師堂や聖天堂の周りの山あじさいも地植えです。


日向の里




土佐の楽園



土佐童



久住の花火



九重紫紅

しかしながら、このエリアの山あじさいは手入れが行き届いているためか、見事に成長しており、山の斜面よりもこちらの山あじさいがメインになりつつある感じです。

山あじさいの品種の数も、山の斜面よりもこのエリアの方が多くなりつつある感じです。



津江の紅鶴


伊予の花火



高幡不動尊



高幡不動尊


また、あじさいまつりの期間は、本堂前と本堂の裏手には「珍しい山あじさいコーナー」が設けられています。

珍しい品種の山あじさいを鉢植えで展示するもので、今年も30種類ほどの山あじさいが展示されていました。

しかしながら、鉢植えの山あじさいは、日の当たる場所に置かれているためか、見頃の期間が短いようです。


珍しいあじさいコーナーです



土佐の白玉


土佐のおぼろ月



九重の花吹雪



久住の花火



リオの夢



九重麗花

また、高幡不動のあじさいまつりの時期には、「俳句大会」「短歌大会」「高幡不動尊あじさいまつり写真コンクール」などのイベントも開催されています。

特に美しい自然と霊域の調和をテーマに行われる「写真コンクール」は人気が高く、毎回多くの作品が寄せられるとのことです。



奏音の星


土佐天の川



ダンスパーティー



由布の恵



流星光



京の文紫紅


さつま紫紅


アクセス

京王線高幡不動駅から徒歩3分
モノレール高幡不動駅から徒歩7分

拝観料
無料

関連のホームページ

 高幡不動尊金剛寺



    風来坊


由布残雪


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