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星光の間
5番目は。星光の間(せいこうのま) 北山天然絞り丸太が随所に使われた明るい印象 床柱と四隅の柱、そして長押まですべて北山杉の天然絞り丸太という珍しい建材で構成されているのが、この部屋の大きな特徴です。 木材に関しては、床脇の床脇の天袋・地袋のゴンザロ・アルベス、前地床にはスクピラと、ともに南米材が使われていますが、これも目黒雅叙園の大きな特徴で、旧1号館〜7号館に至るまで、今では手に入らない貴重な南米材が多く用いられました。
この部屋でもう一つのポイントは星光の絵です。天井、欄間、襖絵いずれも板倉星光が揮毫。欄間四面には四季の食材、天井には四季草花図、襖には草花図が描かれています。 最後によく部屋を見回してみると、天井は格天井ではなく、欄間も低く、こじんまりとした印象。またスッキリと明るく他の部屋とは明らかに雰囲気が異なります。部屋ごとにがらりと印象が変わるのもまた目黒雅叙園の楽しみです。
星光の間では、造形作家 川村忠晴の「草木のあかり」や富山ガラスのアート作品などが展示されています。
清方の間
6番目が、清方の間(きよかたのま)です。 清方の画のほか、珍しい建材や造りなどみどころ満載 明治から昭和にかけての日本画の人気作家・鏑木清方の絵画で飾られた一室。完成当時「人物画の巨匠 清方画伯先生の大作 目黒雅叙園清方荘に完成」と銘打った新聞広告が打たれたことからも、清方の人気は絶大だったことが窺えます。
控えの間は水屋を設けた茶室風の造りで、ことらの床柱、落掛、水屋の羽目板は南米材のパープルハートという珍木。この直径10cmになるまでに50年以上の歳月がかかっていると思われます。また三段の棚板はゴンサロ・アルベス、天袋・地袋・前地板はゼブラ・ウッドと、いずれも南米産です。 天井は網代天井といい、神代杉と秋田杉を薄くスライスして網目状(市松模様)に編んで仕上げてあります。そこにはめ込まれた扇面形杉柾板には清方の四季草花図が描かれ、ほかの部屋の格天井比べて、繊細な造りになっているのが特徴です。
清方の間には、島根県浜田市の石見神楽が展示されています。
頂上の間
最上階に位置する部屋が、頂上の間(ちょうじょうのま)です。 頂上の間の天井画は松岡映丘門下の作品です。前室、本間ともに格天井で、本間の床柱は黒柿の銘木を使用しています。
頂上の間には、切り絵が吊られていて、影が面白いです。
アクセス 目黒駅から徒歩5分
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