目黒不動尊(瀧泉寺)は、天台座主第三祖慈覚大師圓仁が開いた関東最古の不動霊場です。
寛永年間には、徳川家光の帰依を受け、堂塔伽藍が復興されました。
目黒で鷹狩りをした際、愛鷹が行方しれずになり、三代将軍は自ら目黒不動尊御宝前に額づき、祈願。すると忽ち鷹が本堂前の松樹(鷹居の松)に飛び帰りました。
この霊験を目の当りにした家光は瀧泉寺を篤く尊信することとなり、大願成就の報恩に、諸堂末寺等併せて53棟に及ぶ大伽藍を造立します。
歴代の将軍が折々に参詣する宏壮な堂塔は「目黒御殿」と称され、庶民も列を成して詣でる江戸随一の名所となりました。
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