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京成バラ園
ローズガーデンを経営している京成バラ園芸株式会社は、日本にバラの文化を広め、多くの人々にバラを楽しんでいただきたいという思いから1959年に設立されました。 以来、バラの品種改良を行い、国際的なバラコンクールにおいて数々の受賞実績を残し、世界有数のブランドに成長しております。 したがって、各地のバラ園において京成バラ園で誕生したバラを楽しむことができます。
また、世界中の著名なバラを日本国内に紹介しバラ文化の普及にも努めています。 1999年3月には、ローズガーデンを中心にローズショップ、レストラン、ガーデンセンター、イベントスペースなど、バラをコンセプトとしたサービス施設を併せ持つ複合施設としてリニューアルしました。
京成バラ園は、1600品種、10000株の世界中のバラを中心に、年間を通して四季折々の美しい草花や樹木を楽しむことができるローズガーデンです。 30000平方メートルの園内には原種、オールドローズから最新品種まで植えられており、園内を一周するとバラの歴史を見ることができます。 ローズガーデンは、その中がいくつかのエリアに分けられています。 そして、バラは系統別に植裁され、アーチ、スクリーン、パーゴラ、ポールなどで演出して、美しいバラの魅力を伝えています。
整形式庭園 入口から入ると正面にバラの庭園が広がっています。このエリアが、整形式庭園です。 左右対称に整備されたフランス洋式の庭園です。 バラの花壇は一段低い場所にあるため見晴らしが良く、バラを一望することができます。 芝生を挟んで伸びるバラは長い期間華やかな景色をつくるフロリバンダ種です。その先にある大理石の建築物が「由美のガゼボ」です。
モダンローズを中心に400品種のバラが展示されています。 京成ばら園で作出した75品種を始めとして世界中の有名なバラが展示されています。 また、このエリアにはスクリーン、ポール、アーチ、パーゴラなど立体的に演出するツルバラが80品種展示されています。
由美のガゼボ
整形式庭園の中でひときわ目立つ美しい大理石の建築物は、1999年のローズガーデンリニューアルのときにブライダルマザーこと桂由美さんから寄贈されたものです。ローズガーデンで結婚式を挙げるカップルは、このガゼボの前で愛を誓いあいます。 2010年にはこのガゼボ内に、恋人の聖地の象徴としてエデンの鐘が設置されました。結婚式の際には祝福の鐘がローズガーデンに響き渡ります。 京成バラ園の象徴的な場所です。
バラの丘 入り口から入って、整形庭園の左側にあるエリアです。 小高い丘になっており見晴らしもよく、整形庭園を一望することのできるビューポイントです。 バラの丘のバラは、それぞれの品種が芝の中に独立して植栽されています。多くの品種はシュラブ(半ツル)性なので、一般の花壇用の品種とは異なっています。
由美のガゼボはリニューアル計画時にはなかったため、計画段階での庭園の正面はばらの丘の中心部から眺める風景でした。 ここには噴水と温室が一望できる絶景ポイントとして展望台の名残があります。 残念ながら現在ではエデンの泉を挟むようにアーチが設置されて当時の展望はありませんが、左右に雄大に広がるローズガーデンを望む絶好のポイントです。
バラの谷 バラの丘の奥にある、整形式庭園、自然風庭園、散策の森、バラの丘に挟まれた狭い谷間です。 オールドローズを中心に植栽されているエリアです。現在ではバラは四季咲きですが、このように改良も様々な原種の集積・交配がなされた結果ということができます。 このエリアには、オールドローズの代表的な系統が集められており、バラの歴史について学ぶことのできるエリアです。様々な宿根草も植えられています。
大アーチ 京成バラ園設立初期から生きつづけている50年もののフランソワジュランビルが絡んでいます。 1999年にローズガーデンをリニューアルした際に、当時のアーチと共に移設、移植し、現在に至っています。
移植時に全ての枝を切り、根株の状態にしたためにまだまだボリュームが足りないものの年々着実に花の数が増え、見事になってきています。 この品種は日本のテリハノイバラの血が入っているため丈夫で育てやすいとのことです。 また、アーチにはモッコウバラも混植しています。
大温室 入口から入って右手にあるのが大温室です。 ここでは、春と秋のバラシーズンには、バラに関する展示会が開催されます。 春や秋のバラのシーズンにはコンサートや著名なロザリアンを招いての講座が開催されます。 通常は温室の中でしか見られない熱帯性の植物を中心に屋外では生育しない珍しい植物が展示されています。
ロイヤルコーナー 大温室の前にロイヤルコーナーが設けられています。 このコーナーでは、日本の皇室をはじめ故ダイアナ妃、モナコ王妃など栄光のロイヤルファミリーのバラが集められています。
ディズニーランドローズ 入口を入ったところにある、ディズニーランドローズが植栽されているコーナーです。 アメリカ生まれのこの品種は、咲き始めから終わりまでオレンジ、橙、ピンクと様々に変化し、夢の国のパレードそのままです。アメリカのディズニーランドにも植えられています。 ミッキーとミニーの人形もあるのでお子様の撮影ポイントとして人気のコーナーです。
ルートガイド 京成バラ園のパンフレットに、「おすすめのルート」の案内があります。 バラ園のおすすめルートとしては「豪華なバラコース(50分、400品種)」「可憐なバラコース(80分、1000品種)」の2つが紹介されています。
豪華なバラコースは「整形式庭園」をくまなく見て回るコースになっています。 可憐なバラコースは「整形式庭園」の大部分と、バラの丘、バラの谷、自然式庭園を見て回るコースで、京成バラ園の大部分を巡るコースとなっています。
アクセス 東葉高速鉄道八千代緑ヶ丘駅から徒歩15分。 付近は渋滞が激しいですから、電車利用が無難です。 土・日は京成八千代台駅から無料シャトルバスが運行されていますが、渋滞に巻き込まれる可能性があります。 入園料 1200円(65歳以上900円) (バラ園のトップシーズンの料金です)
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