散策スポット・桜2011

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大岡川の桜 その1 (H23.4.12)


旭橋から下流の展望



都橋から上流の展望

大岡川は、横浜市磯子区の円海山近辺を源流とし、港南区→南区→中区を流れ、みなとみらい21地区で東京湾に注ぐ、全長15kmの横浜市内で2番目の河川です。

昭和40年頃までは大岡川の水を利用して多くの捺染工場が立ち並び、横浜名産のスカーフ等を川で染めている光景もよく見られたそうです。



桜川橋から上流の展望


宮川橋から上流の展望


高度成長期になると、工場排水の垂れ流しや生活排水によって川からは魚が姿を消し、どぶ川になってしまいました。

その後、下水道の整備や市民の川の環境保全活動により、川はよみがえりつつあり、現在は、水質も綺麗になり魚、鳥など多くの生き物を見ることが出来るようになっています。


散策路からの展望



宮川橋から下流の展望



長者橋から下流を望む

大岡川には中区、南区をあわせると、約800本の桜が植えられています。

大岡川の桜は、中区と南区とに大きく区分され、桜まつりも別個に開催されています。

中区開催が「大岡川桜まつり」、南区開催が「南区桜まつり」です。

エリア的には蒔田公園よりも上流と下流に区分できるようです。


今年は大岡川を川下から上流に向かって散策することにしました。

大岡川は桜木町の駅前で東京湾に注いでいます。

恩田川の桜を見た後、桜木町駅に11時に着きました。


長者橋から上流を望む



大岡川の桜


大岡川の桜



旭橋から下流の展望



旭橋から上流の展望

大岡川の河口付近は桜木町駅前の大きな道路が交差しているエリアであり、また大きな高層ビルも建ち並んでいて、桜を見かけることはできません。

河口から300mほど上流の桜川橋付近に桜が植えられていますが、数本であり、本格的な桜並木は都橋から上流となります。


都橋は横浜道に架かっている橋で、都橋から上流に向かって右側が野毛の商店街です。

また、上流に向かって右側には、都橋から宮川橋までの大岡川の緩やかなカーブに沿って湾曲したビルが建っています。

都橋商店街です。

商店街といっても八百屋、肉屋、雑貨屋などがあるのではなく、2階建ての飲食店ビルです。


黄金橋から下流の展望



黄金橋〜末吉橋の散策路



黄金橋から下流の展望


散策路からの展望


この付近は露天商の多かったところで、昭和39年(1964年)東京オリンピック開催に伴い、野毛本通りの街並みを美しくするために、露店、屋台を収納して出来たのが都橋商店街です。

長屋風の飲み屋街で、「ハーモニカ横丁」の愛称でも親しまれています。


宮川橋の上流に架かっているのが長者橋です。

都橋から長者橋までは、桜並木は川の片側のみで、しかも時々途切れる状況です。

長者橋から上流は川の両側に桜並木が連なっています。


黄金橋から上流の展望



末吉橋から下流の展望


太田橋から下流の展望



太田橋から上流の展望



末吉橋から上流の展望

長者橋は京浜急行日ノ出町駅の少し下流に架かっている橋です。

この長者橋の少し上流から、京浜急行南太田駅の近くにある山王橋までは、大岡川に沿って京浜急行が走っております。

京浜急行の車窓から眺めることができる桜並木は、大岡川の中区の桜です。



太田橋から上流の展望


栄橋から下流の展望


長者橋から上流に向かって旭橋、黄金橋、末吉橋、太田橋と続いていますが、長者橋から末吉橋までの間は、横浜のシンボルの一つであるランドマークタワー桜を楽しむことができます。

太田橋の上流の栄橋が京浜急行黄金町駅のすぐ傍となります。


栄橋から上流の展望



花吹雪の大岡川の桜


花吹雪の大岡川の桜



白金橋から下流の展望



白金橋から上流の展望

桜並木は京浜急行南太田駅近くの山王橋まで続いています。

山王橋のすぐ上流で首都高速道路神奈川3号狩場線と交差しており、ここで桜並木は途切れます。

山王橋の上流の右岸に蒔田公園があり、この公園でも桜を楽しむことができます。



白金橋から下流の展望


白金橋から上流の展望


「大岡川桜まつり」は横浜市中区の大岡川流域の10商店会と10町会及び人と企業など約200団体が一体となって「地域の発展と交流、そして川や約800本の桜並木等の自然と共生するまちづくり」を目指し、区民と行政とのパートナーシップによる河川の親水・遊水化の実現化と川を生かした街の景観美の創出を図るため毎年桜の開花に合わせて「光と水と音のハーモニー」をキー・コンセプトに開催されています。


道慶橋から下流の展望



道慶橋から下流の展望


白金橋〜道慶橋の散策路



白金橋〜道慶橋の散策路



一本橋から下流の展望

このイベントは、平成5年7月に「大岡川フラワーフェスティバル」を日ノ出町町内会が開催したことを機に、始まりました。

毎年新しく参加する団体と地区を迎え、わが街と隣人を慈しむ『場』を創り、共に『事』を起こし、その『心』の喜びの繰り返しが毎年着実に「花と水と緑と共感するまちづくり構想」を前進させ『共感ネットワーク』を構築するというもので、地域の夢実現共感事業とのことです。



一本橋から上流の展望


山王橋から下流の展望


会場は大岡川に架かる桜川橋〜栄橋の9橋間の川面と両岸及び福富町西公園で、毎年3月下旬から4月中旬の桜の開花時期に開催されます。

今年は4月2日(土)、3日(日)に19回目の「大岡川桜まつり」が開催されました。

東日本大震災で震災されている方が多くいるという時期のイベントの実施にあたり様々な考え方があり、自粛という考え方もありますが、「大岡川桜まつり」はイベントを通し義援金を募り震災地を支援していこうという趣旨でイベントが開催されたとのことです。


山王橋から下流の展望



山王橋上流の散策路 前方は高速道路


山王橋上流から山王橋を望む



一本橋〜山王橋の散策路

アクセス
南区の桜

下流の桜橋はJR桜木町駅から徒歩5分

上流域は京浜急行日ノ出町駅、黄金町駅、南太田駅からそれぞれ徒歩1分


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        風来坊


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